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高麗人参を使った薬用酒を楽しむ

高麗人参にはさまざまな利用法があります。高麗人参をお酒に漬けた薬用酒は、古くから行われてきた人気の利用法です。また、高麗人参はお酒と相性が良く、二日酔いを予防する効果もあります。

高麗人参酒のつくり方

高麗人参酒は多くのメーカーによって製造されており、通販などで気軽に購入することができます。また、高麗人参があれば自宅でも簡単につくることができます。

・お酒に漬け込む高麗人参を選ぶ
お酒に漬ける高麗人参は、生と乾燥したものどちらでも構いません。
生の高麗人参を使う場合は、土や汚れをよく水で洗い流してから、水気を取るために数日乾かします。

乾燥加工された高麗人参には、皮を剥いてから乾燥させた白参(はくじん)と、皮を剥かずに蒸してから乾燥させた紅参(こうじん)があります。高麗人参の有効成分は皮の部分に多く含まれており、高麗人参の高い健康効果を得たい場合は、紅参を選ぶのがおすすめです。

・好みでホワイトリカーかブランデーを選ぶ
高麗人参を漬け込むお酒は、アルコール度数35度程度のホワイトリカーが一般的です。また、ブランデーを使う場合もあります。
ホワイトリカーを使用すると、高麗人参の風味をそのまま味わうことができます。
高麗人参には苦味成分が多く含まれているため、そうした風味が苦手な場合は、強い香りをもつブランデーを使うのもおすすめです。

・高麗人参成分の抽出には数ヶ月かかる
広口のビンに高麗人参とお酒を入れ、冷暗所に保管します。お酒1.8リットルに対して、生の高麗人参は200g、乾燥した高麗人参は100g程度が目安です。飲みやすくするために、少量の乾燥ナツメやクコの実を一緒に入れる場合もあります。
生の高麗人参の場合は、漬け込んでから1-2ヶ月程度で飲めるようになります。乾燥高麗人参の場合は3-6ヶ月程度かかります。多くの有効成分を抽出したい場合は、より長く保管しても構いません。

・お酒に漬けた高麗人参は何度か使える
高麗人参酒に使った高麗人参は、再度お酒に漬けて成分を抽出することができます。その場合は、前回よりもアルコール度数が高いお酒を使うと成分が抽出されやすくなります。
乾燥高麗人参の場合は、3回程度は再利用できるといわれています。

・粉末やエキスを混ぜれば即席薬用酒ができる
高麗人参を漬けてから飲めるようになるまでには、ある程度の時間がかかります。すぐに高麗人参酒が飲みたい場合は、粉末の高麗人参や高麗人参のエキスをお酒に混ぜる方法もあります。
高麗人参の粉末やエキスは、通信販売などで簡単に入手できます。これらを焼酎やブランデーに混ぜれば、即席の薬用酒が出来上がります。

高麗人参酒の飲み方

高麗人参酒は、ロック・ストレート・炭酸水割り・お湯割りなどのさまざまな方法で美味しく飲むことができます。高麗人参の苦味も魅力のひとつですが、気になる場合はハチミツや砂糖、レモンなどを入れると飲みやすくなります。

高麗人参酒の一日の摂取量の目安は、10ml程度です。高麗人参が身体に良いとはいっても、アルコールの摂りすぎは控えるべきです。
また、高麗人参の効果は長く摂取を続けることで発揮されます。高麗人参酒は一回で大量に飲まずに、少しずつ楽しみましょう。

高麗人参酒の効果

高麗人参には高い健康効果と美容効果があり、高麗人参酒にはこうした効果をもつ成分がしっかりと抽出されています。
高麗人参酒の主な効果には、血行促進・自律神経の調整・ストレス軽減・精力増強・美肌効果などがあります。アルコールにも血行を促進する効果があるため、高麗人参酒は血行不良による冷え性や肩こりの予防・改善に特に効果的です。

高麗人参酒は二日酔いになりにくい

高麗人参は、お酒と相性が良いことで知られています。
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、アルコールの代謝に関わる酵素の働きを活発にする作用があります。このため、高麗人参は二日酔いの予防に効果的です。

高麗人参とアルコールを同時に摂取させたところ、血液中のアルコール濃度の低下が早まったことが複数の実験で報告されています。
高麗人参酒は、健康や美容に役立つだけでなく、二日酔いになりにくいという特徴があるお酒です。

まとめ

高麗人参酒は、古くから親しまれてきた高麗人参の人気の利用法です。高麗人参酒は通販などで購入できるほか、高麗人参があれば自宅でも簡単につくることができます。
高麗人参酒には血行促進効果や美肌効果などの多くの健康効果や美容効果があり、少しずつ摂取することで体調管理に役立ちます。また、高麗人参の成分には二日酔いを抑制する効果もあります。
美味しく健康にも役立つ高麗人参酒を、いちど試してみてはいかがでしょうか。

【参考文献】
高麗人参を用いている飲み物
https://www.ffdngo.org/gennryou.html

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