ジンセノイド

高麗人参に含まれるジンセノイド

高麗人参は、昔朝鮮ニンジンと呼ばれていましたが、戦後韓国に配慮し薬用ニンジンという名称に改めましたが、今度は、薬用という言葉が薬事法に抵触するとの見解があり、今では高麗人参という名称に改められました。
また、江戸中期に時の将軍が朝鮮ニンジンを買い入れ日本国内での栽培を始めることになり、将軍の権威を受けたものとして、御種ニンジンと呼んでいます。

高麗人参に含まれるサポニンは、別名をジンセノイド(配糖体)と言い高麗人参にのみ適用される呼び名です。
糖、脂肪およびタンパク質成分からなっている糖リポタンパク質を人参から分離同定した結果、ジントニン(糖リポタンパク質)の存在も明らかになりました。
ジントニンは、細胞内のカルシウム濃度を増加させる働きがあり、カルシウム低下に起因する強壮作用、免疫力増加、性機能強化、神経系保護及び活性、血管新生、抗糖尿作用に効果的とされ、細胞内カルシウム依存性の生理活性に効果があります。
ジンセノイドの作るジンセノサイドには様々な効能がありますが、 先ず第一にオレアノール系Roの効能を説明すると、抗炎症作用、解毒作用、抗肝炎作用、大食細胞活性作用、血小板抑制作用、抗トロンビン作用、などがあります。
次にジオール系ジンセノサイドですが、その種類は11種にものぼり要約して効能を示すと、中枢神経抑制作用、心臓機能障害改善作用、神経細胞保護作用、副腎皮質ホルモン分泌促進作用、抗癌作用、認知機能改善作用、抗糖尿作用、神経回路網再構築作用などがあります。
その次にトリオール系ジンセノサイドですが、ジオール系の中枢神経抑制作用に対し相反する作用の中枢神経興奮作用などがありこの種類も9種存在します。

この様にジンセノイドは、様々な形に変化するためその効能の範囲は多岐にわたり一言で述べるのは難しい状態です。
別途、糖リポタンパク質であるジントニンもLPA(リゾホスファチジン酸)受容体との相互作用も存在し複雑な効能を作り上げています。
3種類の系統に分かれているジンセノサイドもメジャージンセノサイドとマイナージンセノサイドの区分があります。