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高麗人参は肝臓や腎臓の機能低下による貧血を防ぐ

赤血球の生成には、肝臓や腎臓の機能が深く関係しています。このため、炎症などによって肝臓や腎臓の機能が低下すると、赤血球の生成に悪影響が及んで貧血症状の原因になります。
高麗人参は古くから内臓の健康増進に効果的な薬草として珍重され、肝臓や腎臓の機能を向上させる高い効果があります。高麗人参は、内臓の機能低下による貧血の予防にとても効果的です。

肝臓は赤血球の生成と深く関係している

肝臓は、脂質などの栄養素の代謝やエネルギーの貯蔵、有害物質の解毒などの多くの役割を担う重要な臓器です。肝臓は、赤血球の生成にも深く関係しています。

肝臓は栄養素の供給に関わる臓器

肝臓には、赤血球の生成に必要な栄養素の貯蔵や供給を行う機能があります。このため、肝機能の低下は赤血球の生成に悪影響を及ぼします。

・肝臓は赤血球の生成に必要な栄養素を貯蔵している
赤血球の生成に不可欠な栄養素に、鉄・ビタミンB12・葉酸があります。
人間の体内の鉄は、およそ60%が血液中に存在しています。残りの40%は当面は必要ない貯蔵鉄として、肝臓などに蓄えられています。鉄が不足すると肝臓に貯蔵されていた鉄が血液に供給され、赤血球の生成などに利用されます。
また、身体に吸収されたビタミンB12は、トランスコバラミンと呼ばれるタンパク質と結合して、主に肝臓に貯蔵されます。さらに、肝臓には葉酸を貯蔵する役割もあります。

肝機能が低下すると、こうした栄養素の貯蔵能力が減少し、栄養素の不足が起こりやすくなります。鉄・ビタミンB12・葉酸のいずれかでも不足すると、正常な赤血球が生成されずに貧血が起こります。

・肝臓は銅や亜鉛の体内濃度にも関係している
肝臓は、亜鉛や銅の供給や体外への排出にも関係しています。
銅は腸で吸収されると、肝臓に運ばれてタンパク質と結合し、セルロプラスミンと呼ばれる酵素になって血液中に供給されます。また、過剰な銅は肝臓の働きによって胆汁中に排泄されます。こうした肝臓の機能に異常が起こると、肝臓に銅が蓄積して血液中に銅が供給されなくなる場合があります。

また、肝臓の機能が低下すると、亜鉛を運搬する役割をもつアルブミンと呼ばれるタンパク質が減少し、体外に排出される亜鉛の量が増加します。このため、肝機能の低下は亜鉛不足の原因になります。

銅と亜鉛は赤血球の生成に不可欠なミネラルです。肝機能の低下は銅や亜鉛の不足による貧血の原因になります。

肝機能の低下は赤血球の破壊を促進する

血液中の赤血球の寿命は約120日です。古くなった赤血球は酸素を運ぶ能力が低下するため、脾臓(ひぞう)と呼ばれる臓器で破壊されます。

脾臓と肝臓は近い位置にあり、脾臓からも肝臓に血液が流れ込んでいます。肝臓の炎症などによって肝臓の血流が悪化すると、脾臓の血液が肝臓に流れにくくなり、多くの血液が脾臓にとどまります。その結果、脾臓が大きくなり、赤血球を破壊する脾臓の働きが過度に活発になります。これにより、まだ若い赤血球まで脾臓で壊されてしまい、赤血球の不足による貧血が起こります。
肝機能の低下は、赤血球を破壊する脾臓の活動を活発にして貧血を引き起こします。

肝臓の炎症は赤血球の生成を阻害する

ウイルス感染や脂肪の蓄積などによって肝臓に炎症が起こると、血液中に炎症性の物質が大量に放出されます。こうした炎症性の物質は、骨髄で行われる赤血球の生成を阻害します。
また、ウイルス性肝炎を発症した後に、赤血球を生成する骨髄の機能が低下する再生不良性貧血と呼ばれる貧血が起こる場合があります。

肝機能の低下は腎臓にも悪影響を及ぼす

肝臓の健康状態が悪化すると、腎臓の機能にも悪影響が及びます。
肝臓の重要な機能に脂質の代謝があります。肝機能が低下すると血液中の脂質が増加して血液がドロドロになり、血液をろ過する臓器である腎臓の健康状態が悪化します。
また、肝臓にはアンモニアを代謝する役割もあり、腎臓にもアンモニアを代謝する補助的な機能があります。肝機能の低下によってアンモニアの体内濃度が高まると、腎臓に大きな負担がかかります。
腎臓は、赤血球の生成に深く関係している臓器です。肝機能の低下は腎臓の健康状態を悪化させ、赤血球の生成に悪影響を及ぼします。

このように、肝臓の機能は赤血球の生成と深く関係しています。肝臓の健康維持や肝炎の予防は、貧血を防ぐ意味でも重要です。

腎臓の機能低下は貧血を引き起こす

腎臓は、血液をろ過する機能や血圧を調整する機能をもつ臓器です。それに加えて、腎臓にはさまざまなホルモンを分泌する機能があり、腎臓から分泌されるホルモンのひとつにエリスロポエチン(EPO)があります。
エリスロポエチンには骨髄で行われる赤血球の生成を促進する作用があり、腎臓疾患などによって分泌量が低下すると、赤血球の生成が阻害されて貧血が起こります。こうした腎機能の低下によって起こる貧血は「腎性貧血」と呼ばれます。
肝臓と同じく、腎臓の健康維持も貧血を防ぐためには重要です。

高麗人参は肝臓と腎臓の機能を高める

古くから万能薬として珍重されてきた高麗人参には、肝臓と腎臓を健康に保ち、その機能を向上させる高い効果があります。高麗人参は、肝臓と腎臓の機能低下による貧血の予防・改善にとても効果的です。

高麗人参は肝臓と腎臓を健康にする薬草

高麗人参は、古くから内臓の機能を補助する薬草として珍重されてきました。約2000年前に記された中国最古の薬物書『神農本草経』には、高麗人参に「五臓を補う」効果があると記載されています。五臓とは、肺・心臓・脾臓・肝臓・腎臓のことです。

高麗人参は現在も代表的な漢方薬として利用されており、慢性肝炎などに用いられる「小柴胡湯(しょうさいことう)」や、肝機能低下による疲労感を改善する「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」などにも高麗人参が使用されています。
内臓を健康にする高麗人参の効果は古くから認知され、広く利用されてきました。

血行を促進して肝臓と腎臓を健康にする

肝臓と腎臓には毛細血管が集中しており、多くの血液が絶えず流れ込んでいます。このため、肝臓と腎臓の健康状態は、血液の状態や血行に大きく左右されます。
血行が悪かったり、血液中の脂質が多く血液がドロドロだったりすると、肝臓や腎臓の健康状態が悪化して機能の低下が起こります。

・高麗人参は血液をサラサラにする
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、脂質の代謝を促進して血液中の脂質を減少させる作用があります。また、タンパク質分解酵素のプラスミンの働きを活性化して、血液を固まりにくくする作用もあります。
さらに、アミノ酸のアルギニンには成長ホルモンの分泌量を増やす作用があります。成長ホルモンは脂質の代謝を促進して、血液中の脂質を減少させます。
このように、高麗人参には血液をサラサラにする成分が豊富に含まれています。

・高麗人参は血管を拡張する
アルギニンは、体内で一酸化窒素を生成する材料になります。一酸化窒素は、血管周辺の筋肉を弛緩させて血管を拡張するシグナルとして機能する物質です。高麗人参は身体にアルギニンを補い、血管を拡張して血行を促進します。
また、同じく高麗人参に含まれるアミノ酸のグリシンやミネラルのマグネシウムにも、血管を拡張する作用があります。

このように、高麗人参には血行を促進する高い効果があります。高麗人参は肝臓や腎臓の血行を促進して、肝臓と腎臓の健康状態や機能を向上させます。高麗人参は、肝臓や腎臓の機能低下が原因で起こる貧血の予防にとても効果的です。

内臓疾患の原因となる生活習慣病を防ぐ

糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病は、肝臓や腎臓の機能に悪影響を及ぼし、肝臓疾患や腎臓疾患のリスクを高めます。
高麗人参はこうした生活習慣病の予防・改善に役立ち、生活習慣病による肝機能や腎機能の低下と、それに伴う貧血症状の発症を防ぎます。

・糖尿病
血糖値が基準値よりも高くなる糖尿病は、肝臓疾患や腎臓疾患のリスクを大きく高めます。
糖尿病患者が非アルコール性脂肪性肝炎になるリスクは、糖尿病でない人に比べて2.4倍高いとする研究報告があります。
また、糖尿病は腎臓疾患の主要な原因です。糖尿病によって起こる糖尿病性腎症は、人工透析患者の4割以上を占めており、腎臓病患者全体で最も多い疾患です。

高麗人参には、血糖値を抑制するインスリンの分泌を促進する効果や、インスリンの機能を高める効果があり、糖尿病の予防・改善に役立ちます。
高麗人参は糖尿病を抑制して、肝機能や腎機能の低下による貧血を防ぎます。

>>高麗人参の糖尿病に対する効果についてはこちら

・高血圧
腎臓には血液をろ過する働きがあり、高血圧の状態では腎臓に大きな負担がかかります。高血圧が続くと、腎臓の血管が柔軟性を失って動脈硬化が発生し、腎臓の機能を低下させます。
また、高血圧は肝臓にも悪影響を及ぼし、高血圧の患者は肝炎を発症するリスクが大幅に高いことが報告されています。

高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには血圧を正常値に修正する作用があり、高くなりすぎた血圧を低下させます。また、高麗人参には高い血行促進効果があり、血流をスムーズにして血圧を抑制します。
高麗人参は、腎臓や肝臓に悪影響を及ぼす高血圧の予防・改善にも効果的です。

>>高麗人参の高血圧に対する効果についてはこちら

・脂質異常症
脂質異常症は、血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールといった脂質が過剰だったり、肝臓に血液中の余分な脂質を運ぶ善玉コレステロールが少なかったりする症状です。脂質異常症の状態では、血液がドロドロになって肝臓や腎臓の機能に悪影響が生じます。

高麗人参には血液中の脂質を減少させる成分が豊富に含まれており、脂質異常症の予防・改善にとても効果的です。

>>高麗人参の脂質異常症に対する効果についてはこちら

このように、高麗人参には糖尿病・高血圧・脂質異常症に対する高い効果があります。
高麗人参はこれらの生活習慣病を予防・改善することで、貧血の原因となる肝臓や腎臓の健康悪化を防ぎます。

炎症を抑制する成分が含まれている

肝炎や腎炎などの炎症は、肝臓や腎臓の機能を大きく低下させ、貧血の原因になります。
高麗人参には、身体の炎症を抑制する成分が含まれています。

・抗炎症作用をもつ成分が含まれている
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには多くの種類があり、そのうちジンセノサイドRo・PPT・Rh1・CKには炎症を抑制する抗炎症作用があることが確認されています。
また、亜鉛にも炎症を抑制する作用があることが、複数の研究によって確認されています。
さらに、マグネシウムにも抗炎症作用があり、マグネシウムの摂取量が多いほど炎症の原因物質の血中量が低下するという研究報告があります。
高麗人参はこれらの成分を身体に補い、肝臓や腎臓の炎症を抑制します。

・炎症を引き起こす活性酸素を減少させる
活性酸素は、ほかの物質を酸化する力が非常に強い酸素のことで、日々の呼吸によって体内で発生します。活性酸素はウイルスの処理などに利用される身体に不可欠な成分ですが、体内で過剰になると炎症に関わる酵素の働きを活性化して、内臓の炎症を引き起こします。

高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、活性酸素を中和する強い抗酸化作用があります。また、同じく高麗人参に含まれるビタミンCにも抗酸化作用があります。
高麗人参は炎症の原因となる活性酸素を減少させて、貧血の原因となる肝炎や腎炎を防ぎます。

アンモニアやアルコールの代謝を促進する

肝臓の重要な機能のひとつに、アンモニアやアルコールの代謝があります。また、腎臓にもアンモニアを代謝する補助的な機能があります。

高麗人参に含まれるアルギニン・グルタミン酸・アスパラギン酸には、アンモニアの代謝と体外への排出を促進する作用があります。
また、高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、アルコールの代謝に関わる酵素の働きを活性化する作用があることが、研究で確認されています。

こうした成分の働きにより、高麗人参はアンモニアやアルコールの代謝を促進します。高麗人参は、有害物質の代謝を補助することで肝臓と腎臓の負担を軽減し、肝臓と腎臓の健康維持に役立ちます。

以上のように、高麗人参には肝臓と腎臓を健康に保ち、その機能を向上させる高い効果があります。高麗人参は、肝臓による赤血球生成に必要な栄養素の供給や、赤血球生成に関わる腎臓のホルモン分泌を促進して、貧血の予防・改善に役立ちます。

まとめ

赤血球の生成には、肝臓と腎臓の機能が深く関係しています。このため、肝臓や腎臓の機能が低下すると体内の赤血球が減少し、貧血の原因になります。
高麗人参は古くから内臓の機能を補助する薬草として利用され、肝臓や腎臓を健康にしてその機能を向上させる高い効果があります。高麗人参は、肝機能や腎機能の低下が原因で起こる貧血症状の予防・改善にとても効果的です。

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