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血行促進には高麗人参

血液の流れは、身体の健康にとってとても重要です。血液には全身に酸素や栄養素を届ける役割や、身体に不要な二酸化炭素や老廃物を運ぶ役割があります。血行が悪化すると、冷え性・便秘・肩こりなどの原因になるほか、動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞などの重大な疾患も起こりやすくなります。
古くから万能薬として珍重されてきた高麗人参には、身体の血行を促進する高い効果があります。血行を促進して身体の健康増進に役立つ高麗人参の効果について解説します。

高い血行促進効果をもつ成分が含まれている

高麗人参には、血液をサラサラにする成分や、血管を拡張する成分が豊富に含まれています。高麗人参はこうした成分を身体に補い、血行を促進します。

ジンセノサイド

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高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、高い血行促進効果があります。

・ジンセノサイドは高麗人参特有のサポニン
植物の根・茎・葉などには、苦味のもとになるサポニンと呼ばれる成分が含まれています。サポニンには数多くの種類があり、高麗人参特有のサポニンはジンセノサイドと呼ばれます。
ジンセノサイドには身体の健康に役立つ多くの生理作用があり、高麗人参の高い健康効果や美容効果の中心となる成分です。

・ジンセノサイドは血液をサラサラにする
ジンセノサイドには、タンパク質分解酵素のプラスミンの働きを活性化する作用があります。プラスミンには血栓を溶かす作用があり、血液を固まりにくくして血流をスムーズにします。
また、ジンセノサイドには脂質の代謝を促進する作用があります。血液中の脂質が過剰だと、血液がドロドロになって血行が悪化します。ジンセノサイドは、血液中の脂質を減少させて血液をサラサラにします。
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドは、血液の流動性を高めて血行を促進します。

アルギニン

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高麗人参には、アミノ酸のアルギニンが豊富に含まれています。アルギニンには、血行促進に役立つ多くの生理作用があります。

・アルギニンは血管を拡張する
アルギニンは、体内で一酸化窒素を生成する材料になります。一酸化窒素は、血管周辺の筋肉を弛緩させて血管を拡張するシグナルとして機能する物質です。一酸化窒素が不足すると、血管の拡張が阻害されて血管が収縮し、血行が悪化します。
アルギニンには、血管を拡張して血流量を増やす高い効果があります。

・アルギニンは脂質の代謝を促進する
アルギニンには、成長ホルモンの分泌量を増やす作用があります。成長ホルモンには脂質の代謝を促進する作用があり、血液中の脂質を減少させます。
成長ホルモンなどを分泌する身体の機能を測定する試験に「アルギニン負荷試験」があり、アルギニンはこの試験に用いられる成分です。このことからも、アルギニンに成長ホルモンの分泌を促進する高い効果があることが分かります。

また、アルギニンには、脂肪分解酵素のリパーゼの働きを活性化する作用があります。リパーゼの働きが活発になると、脂質の代謝が促進されて血液中の脂質が減少します。
アルギニンには、血液をサラサラにする高い効果があります。

・アンモニアの解毒を促進して代謝を高める
血行を阻害する物質のひとつに、アンモニアがあります。細胞にはエネルギーをつくりだすミトコンドリアと呼ばれる器官があり、アンモニアはミトコンドリアの機能を阻害して細胞のエネルギーの産生を妨げます。これにより、エネルギーが不足して身体の代謝が低下し、血行が悪化します。

アルギニンには、肝臓で行われるアンモニアの解毒を促進する作用があります。体内のアンモニアが減少すると、ミトコンドリアによるエネルギー産生が活発になり、身体の代謝が向上して血液の循環が活発になります。
アルギニンは、アンモニアの解毒を補助することで血流をスムーズにします。

マグネシウム・グリシン・ナイアシン

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ジンセノサイドやアルギニンのほかにも、高麗人参には血行を促進する成分が含まれています。

・マグネシウム
ミネラルのマグネシウムには動脈を弛緩させる作用があり、血管を拡張して血流量を増やします。

また、マグネシウムには細胞内のカルシウムやナトリウムの量を調節する役割があります。カルシウムには動脈を収縮させる作用があるほか、体内のナトリウムが過剰になると高血圧の原因になります。マグネシウムには、これらのミネラルの量を調節して血液循環を正常に保つ作用があります。

・グリシン
グリシンは非必須アミノ酸の一種です。グリシンにも血管を拡張する作用があり、血行促進に役立ちます。
グリシンは、安眠効果があることでも知られています。グリシンを就寝前に摂取すると、血管が広がって身体の熱が放出されます。人は眠りに入る際に体温を下げようとするので、グリシンの血行促進効果は自然な睡眠を促します。

・ナイアシン
ナイアシンはビタミンB群に分類される成分で、ビタミンB3とも呼ばれます。ナイアシンには毛細血管を広げる作用があり、血行を促進して肩こりや頭痛の改善に役立ちます。
また、ナイアシンには脂質の代謝を促進する作用があります。ナイアシンは血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させて、血液をサラサラにします。

このように、高麗人参には血管を拡張する成分や血液をサラサラにする成分が豊富に含まれています。高麗人参は血行を促進して、血行悪化が原因で起こるさまざまな体調不良の予防・改善に役立ちます。

血行促進に役立つ高麗人参の効果

高麗人参は古くから万能薬として珍重されており、数多くの健康効果があります。その中には、身体の血行促進に役立つものがあります。
身体の血液循環を補助する高麗人参の効果をご紹介します。

抗酸化作用

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抗酸化作用とは、活性酸素を中和する作用のことです。活性酸素は、体内で過剰になると血行悪化の原因になります。
高麗人参に含まれる成分には強い抗酸化作用があり、増えすぎた活性酸素による血行悪化を防ぎます。

・過剰な活性酸素は身体に悪影響を及ぼす
活性酸素は、ほかの物質を酸化する力が非常に強い酸素のことで、日々の呼吸やストレスによって体内で発生します。活性酸素は病原菌やウイルスの処理に使用される身体に不可欠な物質ですが、増えすぎると健康な細胞にまで酸化ストレスを与えてしまい、組織の老化や炎症の原因になります。

・過剰な活性酸素は血行を悪化させる
過剰な活性酸素は血管の細胞を傷つけて、血管の老化を促進します。
また、活性酸素が血液中の脂質を酸化すると、粘度の高い過酸化脂質が発生します。過酸化脂質は血管の内側に付着しやすく、血管が柔軟性を失う動脈硬化を進行させます。動脈硬化が進行すると血行が悪化し、脳梗塞や心筋梗塞などの発症リスクが高まります。
こうした重大な疾患を予防するためにも、体内の活性酸素を減らすことが重要です。

・活性酸素を減らすには抗酸化作用をもつ成分の摂取が重要
人間の身体には、活性酸素を中和する機能が備わっています。その中心となるのが、SOD酵素(Superoxide dismutase、スーパーオキシドディスムターゼ)と呼ばれる酵素です。SOD酵素は肝臓や心臓などに多く存在し、活性酸素を中和します。しかし、SOD酵素は加齢とともに減少するため、年齢とともに体内の活性酸素が増加しやすくなります。
活性酸素の悪影響から身体を守るためには、活性酸素を中和する抗酸化作用をもつ成分の摂取が重要です。

・高麗人参は活性酸素を減少させる
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、活性酸素を中和する強い抗酸化作用があります。また、同じく高麗人参に含まれるビタミンCにも抗酸化作用があります。
さらに、高麗人参には、SOD酵素の構成成分である鉄・銅・亜鉛が含まれています。これらのミネラルはSOD酵素の働きを活性化して、活性酸素の中和を促進します。

高麗人参には、こうした活性酸素の中和に役立つ成分が豊富に含まれています。高麗人参は、体内の活性酸素を減少させて動脈硬化の進行を抑制し、身体の血液循環を補助します。

自律神経を整える

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血液の流れは、自律神経の働きによって調整されています。このため、自律神経の乱れは血行不良の原因になります。高麗人参には自律神経のバランスを正常化する効果があり、自律神経の乱れを防いで円滑な血液循環を補助します。

・自律神経は身体の機能を調整している神経
自律神経は、血液の流れや内臓の機能、ホルモン分泌などの身体のあらゆる機能を24時間無意識のうちに調整している神経です。自律神経は、心身を緊張・興奮させて血管を収縮させる交感神経と、心身をリラックスさせて血管を広げる副交感神経に分けられ、両者がバランスをとりながら機能しています。
自律神経のバランスが乱れると血流の調整がうまくいかなくなり、高血圧や低血圧、身体の冷え、肩こり、動悸などの血行に関わる身体の不調が発生します。こうした血流の異常による身体の不調を防ぐには、自律神経のバランスを整えることが重要です。

・ジンセノサイドが自律神経のバランスを整える
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには多くの生理作用があり、神経の働きにも影響を及ぼします。ジンセノサイドには数多くの種類があり、神経の興奮を抑制するジオール系や、神経を刺激するトリオール系などに分類されます。
ジオール系とトリオール系には相反する作用がありますが、これらは相殺されることなく体内で機能します。交感神経が過度に活発なときにはジオール系が強く作用して興奮を抑制し、副交感神経が過度に優位な場合はトリオール系が交感神経を刺激してバランスを保ちます。

こうしたジンセノサイドの作用により、高麗人参は自律神経のバランスを正常な状態に保ちます。血液の流れを調整している自律神経が正常に機能することで、身体の血液循環も正常に保たれ、血行不良が起こりにくくなります。

血圧を正常に保つ

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高麗人参は、血液の流れを調整している自律神経のバランスを正常化します。これにより、血圧も正常な値に修正されます。
血圧の異常は、血行不良や血管の老化の原因になります。高麗人参は、血圧を正常化することで身体の血液循環を円滑にします。

・血圧の異常は血行悪化の原因になる
低血圧や高血圧といった血圧の異常は、血行悪化の原因になります。
低血圧は、血液を送り出す心臓の機能が低下している状態です。低血圧の状態では身体の血行が悪化し、身体の冷えや倦怠感、便秘などの症状が起こりやすくなります。
また、高血圧の状態では血管に大きな負担がかかります。血管は壁を厚くして圧力に対抗しようとするため、血管の柔軟性が失われて動脈硬化が進行します。動脈硬化が進行すると血管が狭くなるほか、収縮・拡張する血管の能力が低下して血行障害が起こりやすくなります。

正常な血液循環を維持するには、低血圧や高血圧を改善して血圧を正常値に保つことが重要です。

・高麗人参は血圧を正常化する
高麗人参には血圧を調整している自律神経のバランスを整える効果があり、血圧を正常化します。
例えば、交感神経が過度に活発になって血圧が上昇している場合は、ジオール系のジンセノサイドが強く作用して交感神経の興奮を抑え、血圧を低下させます。逆に副交感神経が過度に優位で血圧が低下しているときには、トリオール系のジンセノサイドが交感神経を刺激して、血圧を正常値へと上昇させます。

・血圧に対する効果が実験で確認されている
こうした血圧を正常化する高麗人参の効果は、実験でも確認されています。
大阪日生病院において、高血圧者・正常血圧者・高血圧者合計316名に対して高麗人参を摂取させ、血圧に対する効果を調べる臨床実験が行われました。その結果、高血圧者の半数以上の血圧が低下し、正常血圧者の95%の血圧が変わらず、低血圧者の3分の1の血圧が上昇したことが報告されています。

このように、高麗人参には血圧を正常値に修正する効果があります。高麗人参は、血圧の異常による血行不良や動脈硬化の進行を抑制して、身体の血液循環を円滑にします。

ストレス軽減

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心身のストレスは、血行不良の主要な原因のひとつです。
高麗人参は古くから精神を安定させる薬草として利用されており、ストレスを軽減する高い効果があります。

・ストレスは血行不良を引き起こす
ストレスは交感神経を強く刺激して、自律神経のバランスを乱します。自律神経には血液の流れを調整する働きがあり、ストレスによる自律神経の乱れは血行不良の原因になります。
また、ストレスを感じると、体内で活性酸素が大量に発生します。活性酸素は血管の細胞の老化や動脈硬化を促進して、血行を悪化させます。
身体の血行促進には、ストレスを軽減することが重要です。

・高麗人参はストレスを軽減する薬草
高麗人参は、古くから精神を安定させる薬草として利用されてきました。約2000年前に記された中国最古の薬物書『神農本草経』には、高麗人参に「精神を安んじ、魂魄を定める」効果があると記載されています。
また、東洋医学における高麗人参の効果をまとめた「高麗人参七効説」においても、高麗人参にストレスを軽減する「養心安神(ようしんあんしん)」の効果があるとされています。
さらに、高麗人参は代表的なアダプトゲンとして知られています。アダプトゲンとは、心身のストレスを軽減して、標準値から外れた身体の機能を正常な状態に修正する作用のある薬草のことです。アダプトゲンには冬虫夏草・アマチャヅル・甘草などがあり、高麗人参はその中でも効果の高い代表例とされています。

高麗人参は、ストレスを軽減する薬草として有名です。

・ストレス軽減効果が研究で確認されている
高麗人参のストレス軽減効果は、研究でも確認されています。高麗人参にストレスに対する抵抗力を高める効果があるとする研究報告が、ブルガリアとロシアの研究機関によって行われています。
また、ストレスによる運動能力の低下を抑制する効果や、ストレス性の胃腸炎を予防・改善する効果が、複数の動物実験で確認されています。

このように、高麗人参にはストレスを軽減する高い効果があります。高麗人参はストレスによる血行悪化や活性酸素の増加を抑制して、身体の血行を促進します。

睡眠の改善

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身体の血行促進には、十分な睡眠をとることが重要です。睡眠中には血管を拡張する副交感神経の働きが活発になり、血行が促進されます。睡眠不足の状態では交感神経が刺激されたままになり、血管が収縮して血行が悪化します。
高麗人参には質の良い睡眠を促す効果があり、睡眠不足による血行悪化を防ぎます。

・ストレスを軽減して睡眠の質を高める
ストレスを感じると、副腎皮質刺激ホルモンのコルチコトロピンが分泌されます。このホルモンはストレスに対抗するために必要ですが、その一方で睡眠を阻害する作用があります。このため、ストレスは睡眠の質を低下させます。
高麗人参にはストレスを軽減する高い効果があり、身体が必要とするコルチコトロピンの量を減少させます。高麗人参は睡眠を阻害するホルモンの分泌を抑制して、質の良い睡眠を促します。

・安眠効果のある成分が含まれている
高麗人参には、アミノ酸のセリンとグリシンが含まれています。これらのアミノ酸には安眠効果があることが確認されており、これらを就寝前に摂取させたところ、寝つきや睡眠の途中で起きる回数、睡眠の満足度などの睡眠の質が大幅に改善されたとする複数の実験報告があります。
また、ビタミンB12には睡眠のリズムを整える作用があり、ビタミンB12の摂取によって不眠症状が改善したという実験報告があります。
高麗人参はこれらの成分を身体に補い、睡眠の質を高めます。

・睡眠を改善する効果が実験で確認されている
高麗人参の安眠効果は、実験でも確認されています。
不眠などの身体の不調を訴える46名の被験者に対して、高麗人参を1日900mg、3ヶ月間摂取させたところ、半数以上の不眠の自覚症状が改善したという実験報告があります。
また、高麗人参由来の成分を7日間摂取させたところ、総睡眠時間の増加や、睡眠の途中で起きる回数の減少、睡眠効率の向上などの安眠効果が確認されたとする実験報告があります。

このように、高麗人参には睡眠を改善する高い効果があります。高麗人参は、睡眠を改善することで副交感神経の働きを活性化し、身体の血行を促進します。

動脈硬化の進行を抑制する

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動脈硬化は、血行不良の原因になります。高麗人参には動脈硬化の進行を抑制する高い効果があり、動脈硬化による血行障害を抑制します。

・動脈硬化は血行障害や重大な疾患の原因になる
動脈硬化は、血管が柔軟性を失って文字通り硬くなる症状です。動脈硬化が進行すると、動脈の収縮力が弱まって血行障害が起こりやすくなります。また、血液中の脂質が血管の内側に付着することによって動脈硬化が進行するため、血管が狭くなって血行が悪化します。
さらに、動脈硬化は血行を悪化させるだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な疾患の原因になります。
身体の血行促進と健康維持には、動脈硬化の進行を抑制することがとても重要です。

・高麗人参は動脈硬化を促進する物質を減少させる
動脈硬化を進行させる物質に、血液中のホモシステインがあります。ホモシステインはアミノ酸の一種で、タンパク質の代謝によって体内で発生します。
ホモシステインには動脈硬化を進行させる作用があり、血液中のホモシステインの濃度が高いと10代や20代の若年であっても動脈硬化が進行することが知られています。

高麗人参には、ホモシステインの代謝を促進するビタミンB6・葉酸・ビタミンB12が含まれています。高麗人参はこれらのビタミンの働きによって血液中のホモシステインを減少させ、動脈硬化の進行を抑制します。

・動脈硬化の原因となる生活習慣病に高麗人参が効果的
動脈硬化は、糖尿病・高血圧・脂質異常症といった生活習慣病によって進行が早まります。動脈硬化の進行を抑制するには、こうした生活習慣病を防ぐことが重要です。

高麗人参は、古くから万能薬として利用されてきました。高麗人参には、血糖値を抑制するインスリンの機能を高める効果や、血圧を正常値に修正する効果、血液中の脂質を減少させる効果があり、糖尿病・高血圧・脂質異常症の予防・改善にとても効果的です。
高麗人参は、生活習慣病を防ぐことで動脈硬化の進行を抑制し、身体の円滑な血液循環を補助します。

>>高麗人参の糖尿病に対する効果についてはこちら

>>高麗人参の高血圧に対する効果についてはこちら

>>高麗人参の脂質異常症に対する効果についてはこちら

肝臓の機能を高める

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肝臓は、栄養素の代謝や有害物質の解毒などのさまざまな役割をもつ臓器であり、血行にも深く関係しています。高麗人参は、古くから内臓の機能を補助する薬草として利用されており、肝臓の機能を高めて血行を促進します。

・肝機能の低下は血行悪化の原因になる
肝臓には、脂質を代謝する働きがあります。肝機能が低下すると血液中の脂質が増加して血液がドロドロになり、血行が悪化します。
また、肝臓にはアンモニアなどの体内の有害物質の解毒を行う役割もあります。肝機能の低下によって有害物質の体内濃度が高まると、身体のエネルギー産生が阻害されて代謝が低下し、血行が悪化します。
血液循環を正常に保つには、肝臓を健康に保って肝機能の低下を防ぐことが重要です。

・高麗人参は肝臓の働きを補助する薬草
高麗人参は、古くから内臓の機能を補助する薬草として珍重されてきました。約2000年前に記された中国最古の薬物書『神農本草経』には、高麗人参に「五臓を補う」効果があると記載されています。五臓とは、肝臓・心臓・腎臓・脾臓(ひぞう)・肺のことです。
肝臓を健康にする高麗人参の効果は古くから認知され、広く利用されてきました。

・肝機能の向上に役立つ多くの効果がある
高麗人参には、肝臓の機能を調整している自律神経のバランスを整える効果や、肝機能を低下させる活性酸素を減少させる効果があり、肝臓の健康増進と機能向上に役立ちます。
また、高麗人参に含まれる成分には、アルコールやアンモニアの代謝を促進する作用があります。高麗人参はこうした有害物質の代謝を補助することで、肝臓の負担を軽減します。

高麗人参には肝臓の機能を補助するさまざまな効果があり、肝機能を向上させます。高麗人参は、肝機能を高めることで脂質の代謝や有害物質の解毒を促進し、身体の血行を促進します。

>>肝臓に対する高麗人参の効果についてはこちら

心臓の機能を補助する

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心臓は、全身に血液を送り出す重要な臓器です。心臓の健康状態が悪化すると、心臓のポンプ機能が低下して血行が悪化します。
高麗人参には心臓の機能を補助する効果があり、心臓を健康に保って円滑な血液循環を促します。

・動脈硬化を抑制して心臓を健康に保つ
血管の柔軟性が失われる動脈硬化が進行すると、血液が流れにくくなって心臓に大きな負担がかかります。また、心筋梗塞などの心臓疾患は、心臓の血管に動脈硬化が起こることで発症します。
2-6.動脈硬化の進行を抑制するに記載の通り、高麗人参には動脈硬化の進行を抑制する高い効果があります。高麗人参は、動脈硬化を抑制することで血行悪化を防ぎ、心臓疾患の発症リスクを低下させます。

・高麗人参は心臓の健康増進に役立つ
高麗人参には、心臓の機能を調整している自律神経を整える効果や、心臓に負担をかけるストレスを軽減する効果などの、心臓の健康増進に役立つ多くの効果があります。
また、心臓の機能には、カルシウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラルも不可欠です。高麗人参にはこれらのミネラルが含まれており、心臓の機能を補助します。

このように、高麗人参には心臓の機能を高める効果があります。高麗人参は血液を送り出す心臓の機能を補助して、身体の血行を促進します。

>>心臓に対する高麗人参の効果についてはこちら

赤血球の生成を促進する

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血液中の赤血球には、身体の組織に酸素を運ぶ役割があります。赤血球が不足すると、血液の酸素運搬能力が低下して身体が酸欠状態になり、めまいや倦怠感などの貧血症状が起こります。
高麗人参には赤血球の生成を促進する造血作用があり、貧血の予防・改善にとても効果的です。

・高麗人参は造血作用のある薬草
高麗人参は、古くから造血作用のある薬草として珍重されてきました。東洋医学における高麗人参の効果をまとめた「高麗人参七効説」では、高麗人参に「益血復脈(えきけつふくみゃく)」の効果があるとされています。益血復脈とは、造血を促して脈の力を回復させ、血液の循環を円滑にする効果のことです。
赤血球を増やして血流を改善する高麗人参の効果は、古くから認知され、広く利用されてきました。

・赤血球の生成に役立つ成分が豊富
高麗人参には、赤血球の生成に不可欠な成分が豊富に含まれています。

鉄は赤血球を構成するヘモグロビンの材料であり、鉄の不足が貧血の最も多い原因です。
銅と亜鉛は、赤血球の生成に不可欠なミネラルです。どちらかでも不足すると赤血球の生成が滞り、貧血の原因になります。
葉酸とビタミンB12は「造血のビタミン」と呼ばれ、赤血球の生成を促進する作用があります。これらが不足すると正常な赤血球が生成できず、悪性貧血が起こります。また、ビタミンB6にも赤血球の生成を促進する作用があります。

高麗人参はこれらの成分を身体に補い、赤血球の生成を促進します。

・造血作用が研究でも確認されている
赤血球の生成を促進する高麗人参の効果は、研究でも確認されています。

赤血球は、骨髄の造血幹細胞が分化することでつくられます。高麗人参の成分を投与したところ、造血幹細胞のDNA合成とタンパク質合成が促進され、細胞の分裂率が約2倍に高まったことが、千葉大学医学部の研究で報告されています。
このほかにも多くの臨床研究が行われており、赤血球を増加させて貧血を改善する高麗人参の効果が確認されています。

このように、高麗人参には赤血球の生成を促進する高い効果があります。高麗人参は、赤血球を増加させて血液の酸素運搬能力を高め、身体の組織への酸素の供給を補助します。

筋肉の増加を促す

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血液の流れには、身体の筋肉の働きも重要です。高麗人参には、筋肉の増加を促す成分が含まれています。

・筋肉量の低下は血行悪化の原因になる
動脈は弾力性に富んでおり、心臓から送り出される血液の圧力で拡張・収縮して、血液を身体全体に送り届けます。その一方で、身体の組織から心臓へ血液を戻す静脈には、血液を自力で運ぶ力はほとんどありません。静脈を通して心臓に血液を届けるには、周囲の筋肉がポンプのように働いて、血液を送り出す必要があります。
このため、身体の筋肉が衰えると心臓に血液が戻りにくくなり、血行が悪化します。冷え性が女性に多いのは、男性に比べて身体の筋肉量が少ないことが関係しています。

・高麗人参は筋肉の増加を促す
高麗人参に豊富に含まれるアルギニンには、成長ホルモンの分泌量を増加させる作用があります。成長ホルモンには筋肉の発達を促す作用があり、筋肉量の低下による血行悪化を抑制します。
また、高麗人参には、筋肉の主成分であるバリンとロイシンや、タンパク質の合成に必要なリシン(リジン)などの数多くのアミノ酸が含まれています。
さらに、高麗人参には亜鉛も豊富に含まれています。亜鉛は細胞分裂に関わる200以上の酵素の構成成分であり、新陳代謝を活発にして筋肉の増加を促します。

高麗人参はこれらの成分を身体に補い、筋肉の増加を促進します。高麗人参は、筋肉量の低下による血行悪化を防ぎます。

身体の水分量を正常に保つ

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脱水症状などで身体の水分量が減少すると、血液の量が減って血行が悪化します。血行を促進するには、身体の水分量を正常に保つことも重要です。

高麗人参には身体の水分量を正常に保つ効果があり、古くから身体の渇きを抑制する薬草として利用されてきました。
東洋医学における高麗人参の効果をまとめた「高麗人参七効説」では、高麗人参に「生津止渇(せいしんしかつ)」の効果があるとされています。生津止渇とは、身体に水分を保持して渇きを抑え、内分泌機能を正常に保ってホルモンの分泌を促進する効果のことです。

高麗人参は、身体の脱水症状を抑制して血液の量を正常に保ち、水分量の不足による血行悪化を防ぎます。

高麗人参は血行を促進して身体の不調を防ぐ

以上のように、高麗人参には身体の血行を促進する高い効果があります。
血行は身体の健康と深く関係しており、血行が悪化するとさまざまな身体の不調が起こります。高麗人参は、こうした血行不良が原因で起こる身体の不調の予防・改善にとても効果的です。

・冷え性

詳しい説明(クリックで展開します)

冷え性は女性に多くみられ、血行不良が原因で起こる代表的な症状です。

松山赤十字病院において、冷え性などの身体の不調に対する高麗人参の効果を調べる実験が行われました。その結果、高麗人参を摂取したグループは、高麗人参を含まない偽の薬を摂取したグループに比べて、身体の冷えの自覚症状が大幅に改善したことが報告されています。
また、冷え性などの身体の不調を訴える46名に対して、高麗人参を1日900mg、3ヶ月間摂取させたところ、7割を超える被験者の冷え性が改善されたという実験報告があります。

高麗人参の血行促進効果は、冷え性の予防・改善にとても効果的です。

・肩こり・腰痛・関節痛

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筋肉の血行が悪化すると、筋肉の酸素不足や老廃物の蓄積が起こります。その結果、筋肉の収縮がうまくいかなくなり、筋肉が硬くなります。硬くなった筋肉は周囲の筋肉や関節に負担をかけ、肩こり・腰痛・関節痛などの症状を引き起こします。
高麗人参の血行促進効果は、こうした血行不良が原因で起こる筋肉の緊張や痛みの症状の予防・改善にとても効果的です。

・便秘・下痢

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冷え性に悩む人の多くに便秘症状があるという調査報告があります。身体の血行は、便秘や下痢といった腸の不調と密接に関係しています。

高麗人参は、古くから腸の調子を整える薬草として利用されてきました。東洋医学における高麗人参の効果をまとめた「高麗人参七効説」では、高麗人参に「健脾止瀉(けんぴししゃ)」の効果があるとされています。「脾」とは胃腸のことで、健脾止瀉とは胃腸を健康にして下痢を止める効果のことです。
高麗人参は、腸の血行を促進して腸の健康状態を改善し、便秘や下痢の予防・改善に役立ちます。

・むくみ

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多くの人を悩ませる脚などのむくみは、主に血行不良が原因で起こります。血行が悪化すると水分の体内循環も滞り、細胞の隙間に水分が溜まってむくみが起こります。立ち仕事や同じ姿勢を続けていると脚にむくみが起こるのは、脚の血行が悪化するためです。
高麗人参は身体の血行を促進して、むくみの予防・改善に役立ちます。

・めまい・耳鳴り・頭痛・眼精疲労

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血行が悪化して脳が酸素不足に陥ると、めまいや頭痛が起こります。
また、血行不良が起こると平衡感覚を司る耳の器官の健康状態が悪化し、耳鳴りやめまいの原因になります。
さらに、目の血行不良は眼精疲労の原因になります。眼精疲労の解消に目の周辺のマッサージが効果的なのは、マッサージによって血行が促進されるためです。
高麗人参の血行促進効果は、めまい・耳鳴り・頭痛・眼精疲労の予防・改善にも効果的です。

・貧血

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高麗人参には、赤血球の生成を促進する高い効果があるほか、血行を促進して身体の組織に効率的に酸素を送る効果があります。このため、高麗人参は貧血の予防・改善に役立ちます。

また、貧血はさまざまな原因で起こり、内臓の機能低下や感染症によって貧血が起こる場合があります。高麗人参は、こうした多様な原因で起こる貧血の予防・改善にもとても効果的です。

>>貧血に対する高麗人参の効果についてはこちら

・肥満

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高麗人参の血行促進効果は、ダイエットにも役立ちます。
血行が促進されると内臓の機能が活発になり、体温が上昇します。体温は身体の代謝エネルギーと深く関係しており、厚生労働省の書簡によれば、体温が1℃上昇すると代謝エネルギーが13%増加します。
代謝エネルギーが増えると身体の脂肪が燃焼されやすくなり、肥満が改善されます。高麗人参の血行促進効果は、肥満の予防・改善にも役立ちます。

・免疫力の低下

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身体の血行は免疫力と深く関係しており、血行不良は免疫力の低下を引き起こします。
血液中にはウイルスや病原菌を処理する白血球が存在しており、血液と一緒に白血球が体内を循環することで、ウイルスなどの増殖が抑制されます。血行が悪化すると、病原菌を発見しても白血球を集めにくくなり、処理が遅れてしまいます。
高麗人参の血行促進効果は、免疫力の向上にも役立ちます。

・肌荒れ

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肌の血行が促進されると、十分な酸素と栄養素が細胞に供給され、老廃物の体外への排出も促進されます。その結果、肌の新陳代謝が活発になり、美しく若々しい肌の形成が促進されます。
血行不良は、肌荒れや乾燥肌などの肌トラブルを引き起こします。高麗人参の血行促進効果は、こうした肌トラブルの予防・改善にも役立ちます。

・薄毛・白髪

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髪は頭皮の毛母細胞によってつくられます。頭皮のマッサージによる血行促進が薄毛の予防に効果的なことが知られており、頭皮の血行が促進されると毛母細胞の働きが活発になります。その結果、丈夫で健康な髪の形成が促進されます。
また、貧血などで頭皮の血行が悪化すると、抜け毛が増加します。
さらに、血行不良によって頭皮の幹細胞の健康状態が悪化すると、色素を生成する幹細胞の機能が低下して白髪が増えます。
高麗人参の血行促進効果は、薄毛や白髪の予防にも効果的です。

・ED(勃起不全)

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男性器の勃起は、男性器に血液が流れ込むことで起こります。血行は、男性器の機能にとってとても重要です。ED(勃起不全)の治療薬として処方される薬の主な効果は、陰部の血行促進です。

ED患者45名に対して高麗人参を1日900mg、8週間摂取させたところ、症状の改善がみられたとの韓国の実験報告があります。
また、ED患者60名に対して高麗人参を1日1,000mg、12週間摂取させたブラジルの実験においても、EDの症状を改善する高麗人参の効果が確認されています。
高麗人参の血行促進効果は、男性機能の向上にも役立ちます。

高麗人参を習慣にして血行促進

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身体の血行を促進する高麗人参の効果をご紹介してきました。
自律神経を整える効果や、肝臓や心臓の機能を高める効果などの高麗人参の効果の多くは、血行不良が起こりにくい身体へと体質を改善する効果です。こうした体質改善は短期間で行えるものではなく、効果を実感するまでにはある程度の摂取期間が必要です。

高麗人参には短期的に血行を促進する効果もありますが、長期間に摂取を継続してこそ、その効果が十分に発揮されます。冷え性などに対する効果を調べた研究においても、摂取期間が長くなるほど症状の改善率が向上したことが報告されています。

高麗人参の高い血行促進効果を十分に得るためには、高麗人参を毎日の習慣にして、長期間摂取を続けることが大切です。

まとめ

高麗人参には、身体の血行を促進する成分が豊富に含まれているほか、血行促進に役立つ多くの健康効果があります。このため、血行不良が原因で起こるさまざまな身体の不調の予防・改善にとても効果的です。
高麗人参には、血行不良が起こりにくい身体へと体質を改善する効果があります。血行の良い健康な身体を手に入れて、いきいきとした毎日を送るために、高麗人参を毎日の生活に取り入れてみることをお勧めします。

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