なるべく安く高麗人参を買う方法と注意点
高麗人参には高い健康効果や美容効果があり、薬草として古くから珍重されてきました。高麗人参を使った製品には、非常に高額なものから手ごろな価格のものまで、さまざまな種類があります。高麗人参をなるべく安く購入する方法や、値段に差がある理由、購入する際の注意点について解説します。
安い価格で高麗人参を入手するには?
高麗人参には、生のものや乾燥加工したもの、サプリメントなどさまざまな種類があります。まずは、これらをなるべく安く購入する方法をご紹介します。
インターネット通販を利用する
現在日本では、通信販売による商品の流通が盛んに行われています。ネット通販は日本中の顧客を対象にしており、店舗に在庫を置いておく必要もないため、店頭価格よりも安く購入できる場合がほとんどです。これは電化製品などのほかの商品と同じく、高麗人参にもあてはまります。
また、店頭で購入する場合に比べて、ネット通販は選択肢の幅が圧倒的に広いというメリットがあります。ネット通販を利用すれば、さまざまな価格帯の商品の中から自分が求めているものを選べます。
通販には製品の現物を確認できないというデメリットがありますが、価格の安さという大きなメリットがあります。なるべく価格を抑えて高麗人参を購入したい場合は、ネット通販を利用しない手はありません。
ネットで値段を細かくチェックする
サプリメントなどの通販では、同じ製品を販売している場合でも、サイトによって販売価格が異なる場合がよくあります。中身は変わらないのですから、なるべく安く購入できるサイトを利用するべきです。その場合は、商品の価格だけでなく、送料などのほかの費用も含めて比較するのが大切です。
販売価格は変動する場合があります。細かく値段をチェックして、その時点で最も安く入手できるサイトを見つけましょう。
定期購入などの割引サービスを利用する
高麗人参を使ったサプリメントを製造・販売しているメーカーの多くは、公式サイトの通販で、定期購入者限定の割引価格を設定しています。また、通販サイトによっては、初回限定の割引価格が設定されているところや、期間限定割引や送料無料などのキャンペーンを行っている場合があります。
こうしたサービスを利用すれば、通常より安い価格でサプリを購入できます。
高麗人参は短期間だけ摂取するものではなく、長期間継続的に摂取してこそ効果が十分に発揮されます。特定の商品の購入を長期間続けるつもりであれば、割引価格のある定期購入の利用がお得です。定期購入なら、うっかり買い忘れることもありません。
高麗人参は価格以外の点もチェックが必要
高麗人参や、高麗人参が使われている製品には、同じようなものでも価格に大きな差がある場合があります。高麗人参は栽培年数・加工方法・産地などで有効成分の量が異なり、それによって価格も大きく変わります。
高麗人参は、有効成分を摂取して健康や美容に役立てるために購入するものです。有効成分をなるべく多く含む製品を入手するためには、価格だけでなくこれらのポイントもチェックする必要があります。
栽培年数
高麗人参の栽培には非常に長い時間がかかり、通常4-6年間栽培されたものが収穫されます。6年間栽培された6年根にはジンセノサイドなどの有効成分が豊富に含まれており、6年根を使用している製品は、その分値段も高くなります。
栽培年数の短い根を使用している製品は値段が安い傾向にありますが、その分有効成分が少量しか含まれていません。健康に役立つ有効成分をなるべく多く摂取するためには、価格だけでなく、使用されている高麗人参の栽培年数も合わせてチェックする必要があります。
加工方法
高麗人参には加工方法によっていくつかの種類があり、それによって価格も変わります。
生のままの状態は水分を多く含んでいるため「水参(すいじん)」と呼ばれます。皮を剥いてから乾燥させたものを「白参(はくじん)」といい、皮を剥かずに蒸してから乾燥させたものを「紅参(こうじん)」と呼びます。
高麗人参の有効成分は皮の部分に多く含まれており、加工の過程で成分の量や種類が増えることが成分分析で確認されています。このため、皮付きのまま加工した紅参は最も多くの有効成分を含んでいます。
有効成分を多く摂取したい場合は、紅参が使われている製品を選ぶのがお勧めです。ただし、紅参は効果の高い高級品とされており、使用されている製品は価格が高めです。
産地
高麗人参は産地によって有効成分の種類や量が異なるといわれ、古くから栽培が行われている有名な産地の高麗人参が使用されている製品は、高い品質が期待できます。
高麗人参の生産が盛んな韓国の産地としては、慶尚北道栄州市「豊基」、京畿道坡州市、忠清南道錦山郡などが挙げられます。中国では、北朝鮮との国境にある白頭山(別名:長白山)付近が産地として有名で、その地域で生産されたものは「長白山人参」と呼ばれます。
日本でも栽培が行われており、長野県・福島県・島根県が産地として有名です。
ただし、有名な産地のものはブランド品として比較的高額で取引されており、そうした高麗人参を使用した製品も価格が高い傾向にあります。産地にこだわらないのであれば、そうした製品を避けて購入価格を抑えるのもひとつの手です。
含有量
高麗人参を使ったサプリなどを購入する場合は、以上の点に加えて高麗人参の含有量をチェックすることが大切です。いくら価格が安くても、高麗人参が少ししか配合されていなければ、身体に対する効果が期待できません。
サプリなどを購入する際は、価格とともに高麗人参の含有量をしっかりとチェックする必要があります。
価格の安い高麗人参を探す場合の注意点
いくら価格が安くても、有効成分の少ない粗悪品を買ってしまっては、身体に対する効果が少なく意味がありません。「安物買いの銭失い」にならないための注意点をご紹介します。
1日あたりの値段と成分量で比較する
高麗人参を使ったサプリなどを比較する場合は、「1日あたりの値段」と「摂取できる1日あたりの高麗人参の量」を基準にしましょう。
製品の価格が安くても、内容量が少なく1日あたりの値段が高くなる製品や、1日あたりに摂取できる有効成分の量が少ない製品を購入してしまっては、結局損をしてしまいます。
高麗人参は、毎日続けて飲むものです。長期的に続けることを前提に、費用や成分の量を比較しましょう。
使用されている高麗人参の種類を確認する
高麗人参は、栽培年数や加工方法、産地などによって有効成分の量が変わります。高麗人参や高麗人参が使われているサプリなどを買う際には、これらの要素を確認して、なるべく有効成分を多く含んだものを選びましょう。
あまりに安い製品は避ける
良い高麗人参を栽培するには、長い時間と手間がかります。通常4-6年間栽培されたものが収穫されるのに加えて、苗を植える前の土作りに1-3年かかります。また、収穫したあとに土地を休ませる休耕期間が少なくとも数年必要です。このため、高麗人参の値段はどうしても高くなってしまいます。
製品の価格が品質を正確に反映しているわけではありません。しかし、あまりに価格の安い製品は、使用されている高麗人参の品質が低かったり、量が少なかったりする粗悪品の可能性が高くなります。
「安物買いの銭失い」にならないよう、ほかの似たような製品と比べて極端に価格の安い製品の購入は避けるべきです。どうしても購入したい場合は、製造元などを入念に調査して、安さの理由を確認した上で購入することをお勧めします。
できるだけ信頼できるメーカーのものを買う
粗悪品を販売したメーカーは利用者の信用を得られず、長く営業を継続することができません。そのため、利用者が多く長く販売を続けているメーカーの製品は、一定以上の品質が期待できます。有効成分を摂取して健康に役立てるために高麗人参を摂取するのですから、なるべく信頼できるメーカーの製品を購入したいものです。
逆に、販売実績や知名度がほとんどない製造元のサプリメントは、品質が極端に低い可能性があり、いくら価格が安くても購入を控えるのが無難です。
粗悪品を購入してしまわないよう、製造元やホームページに記載されている製造過程や原材料などをよく調べて、なるべく信頼できるメーカーの製品を購入しましょう。
初めて利用する場合は少しだけ購入する
利用するのが初めての製品を購入する場合は、まずは少量だけ購入するのがお勧めです。
まとめ買いや定期購入で価格が安くなるからといって大量に購入してしまっては、製品の品質が低かった場合や、自分に合わなかった場合に損をしてしまいます。
最初は少量だけ購入して製品の品質を確かめた後、定期購入やまとめ買いを検討しましょう。
まとめ
高麗人参や高麗人参が使われている製品をなるべく安く買いたい場合は、店頭で買うよりも価格が安く、各種割引サービスもあるインターネット通販の利用がお勧めです。ただし、有効成分が少ない粗悪品を買ってしまわないように、原料やメーカーの信頼性といった値段以外の要素もしっかりとチェックする必要があります。
高麗人参には高い健康効果や美容効果があります。手ごろな価格で入手できる通販サイトを利用して、高麗人参の摂取を長く続けることをお勧めします。
【参考文献】
人気サプリメントの口コミ
http://ryp.oops.jp/review.html