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免疫力の向上に役立つ高麗人参

身体の健康を維持するためには、免疫力がとても重要です。免疫力が低下すると、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなるほか、がん細胞を処理する能力が低下してがんの発症リスクが高まります。また、免疫機能の異常はアレルギーの原因にもなります。
古くから万能薬として利用されてきた高麗人参には、免疫機能を調整して免疫力を向上させる高い効果があります。ウイルスや病原菌、アレルギー反応などから身体を守る高麗人参の効果について解説します。

免疫力向上に役立つ高麗人参の効果

免疫力とは、ウイルスや細菌、がん細胞などから身体を守る防御能力のことです。
古くから身体の調子を整える万能薬として珍重されてきた高麗人参には、さまざまな健康効果があり、その中には免疫力の向上に役立つものが多くあります。

自律神経のバランスを整える

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身体の免疫機能は、自律神経によって調整されています。このため、ストレスや睡眠不足などによって自律神経のバランスが乱れると、免疫力が低下します。
高麗人参には自律神経のバランスを正常化する効果があり、自律神経の乱れを防いで免疫力を高く保ちます。

・自律神経は身体の機能を調整している神経
自律神経は、内臓の機能や血液の流れ、ホルモンの分泌などの身体のあらゆる機能を24時間無意識のうちに調整している神経です。自律神経は、心身を緊張・興奮させる交感神経と、心身をリラックスさせる副交感神経に分けられ、両者がバランスをとりながら機能しています。
自律神経のバランスが乱れると、内臓の不調や血圧の異常、精神不安、不眠といったさまざまな心身の不調が起こります。

・正常な免疫機能には自律神経のバランスが重要
自律神経には、免疫機能を調整する役割があります。このため、自律神経のバランスが乱れると、身体を守る免疫機能が正常に働かなくなります。
例えば、交感神経が過度に活発になると、免疫細胞のリンパ球と顆粒球のバランスが崩れ、顆粒球が過剰になって身体の炎症が起こりやすくなり、免疫力が低下します。逆に副交感神経が過度に優位になると、リンパ球の比率が過剰になって、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が起こりやすくなります。

免疫機能を正常に保って身体の健康を維持するには、自律神経のバランスを整えることが重要です。

・高麗人参はジンセノサイドによって自律神経を整える
植物の根・茎・葉などには、サポニンと呼ばれる苦味成分が含まれています。サポニンには数多くの種類があり、高麗人参特有のサポニンはジンセノサイドと呼ばれます。

ジンセノサイドには神経の働きを調整する作用があり、神経を刺激するトリオール系や、神経の興奮を抑制するジオール系などに分類されます。
トリオール系とジオール系には相反する作用がありますが、これらは相殺されることなく体内で機能します。交感神経が過度に活発な場合はジオール系が強く作用して興奮を抑制し、逆に副交感神経が過度に優位な場合は、トリオール系が交感神経を刺激してバランスを保ちます。

こうしたジンセノサイドの作用により、高麗人参は自律神経のバランスを正常な状態に修正します。高麗人参は、自律神経を整えることで免疫細胞のバランスを正常化し、免疫力の低下やアレルギー症状を抑制します。

免疫細胞の働きを補助する

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高麗人参に含まれる成分には、免疫細胞の働きを補助する作用があります。こうした成分の作用により、高麗人参はウイルスや病原菌の処理を促進して感染症のリスクを低下させます。

・免疫細胞を活性化する成分が含まれている
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、主要な免疫細胞であるナチュラルキラー細胞の働きを活発にする作用があります。
また、高麗人参に含まれるアルギニンには、免疫細胞のマクロファージを活性化する作用があります。

さらに、高麗人参には少量のアルカロイドが含まれています。アルカロイドは「アルカリに似た化合物」という意味で、アルカリ性を示すことが多い天然由来の有機化合物です。
アルカロイドは強い生理作用をもっており、高麗人参に含まれるアルカロイドには、免疫細胞のマクロファージやB細胞の働きを活発にする作用があります。

高麗人参はこれらの成分を身体に補い、免疫細胞の働きを活発にします。

・免疫細胞の機能を補助するミネラルが含まれている
高麗人参には、鉄・銅・亜鉛といった免疫機能に欠かせないミネラルも含まれています。
鉄は赤血球の材料になる重要なミネラルであり、免疫機能にも不可欠です。鉄が不足すると免疫細胞のT細胞が減少し、リンパ球の機能も低下してしまいます。
銅は、免疫細胞のエネルギー代謝に関わる酵素の構成成分であり、免疫力を高める効果があります。銅が不足すると、T細胞の減少や白血球の殺菌能力の低下などが起こります。
亜鉛は、細胞分裂に関わる200以上の酵素の構成成分であり、免疫細胞の生成にも不可欠です。亜鉛が不足すると、免疫細胞を生成する胸腺が萎縮して免疫不全が起こることが知られています。

高麗人参は免疫機能に欠かせないこれらのミネラルを身体に補い、免疫力を向上させます。

・ウイルスの増殖を抑制するビタミンCが含まれている
ウイルスが体内に侵入すると、インターフェロンと呼ばれるタンパク質が細胞から分泌されます。インターフェロンにはウイルスの増殖を阻害する作用があり、ウイルスを処理する免疫細胞の働きを補助します。
このインターフェロンの生成にはビタミンCが必要です。高麗人参にはビタミンCが含まれており、インターフェロンの生成とウイルスの処理を促進します。

このように、高麗人参には免疫細胞の機能を補助する成分が豊富に含まれています。高麗人参はウイルスや病原菌の処理を促進して、身体の免疫力を高めます。

ストレス軽減

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心身のストレスは、免疫力を低下させる主要な原因のひとつです。高麗人参は古くから精神を安定させる薬草として利用されており、ストレスを軽減する高い効果があります。

・ストレスは自律神経のバランスを乱す
ストレスは、自律神経の交感神経を刺激して自律神経の乱れを引き起こします。
ストレスによって交感神経が過度に活発になると、免疫細胞の顆粒球が増加します。顆粒球には細菌を処理する働きがありますが、増えすぎると健康な細胞にも攻撃を加えてしまい、組織の炎症の原因になります。
また、顆粒球が増えると、その分ウイルスやがん細胞を処理するリンパ球が減少してしまい、免疫力が低下します。

・ストレスによる免疫力の低下は実験でも確認されている
ストレスが免疫力に悪影響を及ぼすことは、多くの実験で確認されています。
学生や看護師などの唾液を採取し、ストレス時の抗体の量を調べる実験が行われました。その結果、試験期間中や精神的なストレスが高まる仕事をしていると、抗体の量が減少して免疫力が低下することが確認されています。
免疫力を高めて風邪などの感染症などを防ぐには、心身のストレスをなるべく軽減することが大切です。

・高麗人参はストレスを軽減する薬草
高麗人参は古くから精神を安定させる薬草として利用され、ストレスを軽減する高い効果があります。
約2000年前に記された中国最古の薬物書『神農本草経』には、高麗人参に「精神を安んじ、魂魄を定める」効果があると記載されています。
また、東洋医学における高麗人参の効果をまとめた「高麗人参七効説」においても、高麗人参にストレスを軽減する「養心安神(ようしんあんしん)」の効果があるとされています。
さらに、高麗人参は代表的なアダプトゲンとして知られています。アダプトゲンとは、心身のストレスを軽減して、標準値から外れた身体の機能を正常な状態に修正する効果のある薬草のことです。
高麗人参は、ストレスを軽減する薬草として古くから利用されてきました。

・ストレス軽減効果が研究で確認されている
高麗人参のストレス軽減効果は研究でも確認されており、高麗人参にストレスに対する身体の抵抗力を高める効果があるという研究報告が、ロシアとブルガリアの研究機関によって行われています。
また、ストレス性の胃腸炎を抑制して、その回復を早める効果が、マウスや猫を使った実験で確認されています。
さらに、高麗人参の摂取によって、ストレスが原因で起こる運動能力の低下が抑制されたことが、東京大学の動物実験で報告されています。

このように、高麗人参にはストレスを軽減する高い効果があります。高麗人参は、ストレスを軽減して自律神経の乱れと免疫細胞のバランスの乱れを防ぎ、免疫力を高く保ちます。

・ストレスに対抗するためのホルモンが免疫力を低下させる
ストレスに反応して分泌されるホルモンも、免疫力に悪影響を及ぼします。
ストレスを感じると、ストレスに対抗するためにコルチゾールと呼ばれるホルモンが大量に分泌されます。コルチゾールには血圧や血糖値を一時的に上昇させる作用があり、ストレスに対処するための身体の態勢を整えます。
こうした作用の一方で、コルチゾールには免疫力を低下させる作用があります。このため、コルチゾールの血中濃度が高い状態が続くと、免疫細胞の働きが抑制されて風邪などの感染症にかかりやすくなります。

・高麗人参はコルチゾールの過剰分泌を防ぐ
高麗人参にはストレスを軽減する高い効果があり、身体が必要とするコルチゾールの量を減少させます。
また、高麗人参特有の成分であるジンセノサイドPPTに、コルチゾールの合成を阻害してコルチゾールの過剰分泌を抑制する作用があることが、岩手医科大学医学部の細胞実験によって明らかになっています。

高麗人参は、免疫力を低下させるコルチゾールの過剰分泌を防ぎ、免疫力を高く保ちます。

睡眠の改善

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睡眠は免疫機能と深く関係しており、睡眠不足は免疫力を低下させます。
高麗人参には質の良い睡眠を促す効果があり、睡眠不足による免疫力の低下を抑制します。

・睡眠不足は免疫力を低下させる
睡眠中には自律神経の副交感神経が活発になり、活動中に刺激された交感神経の働きが抑制されて、自律神経のバランスが調整されます。睡眠不足の状態では交感神経が刺激されたままになり、自律神経のバランスが乱れて免疫力が低下します。
また、睡眠はストレスを解消するためにとても重要であり、睡眠不足はそれ自体が強いストレスになります。睡眠不足の状態ではストレスが溜まりやすく、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌が促進されて、免疫力が低下します。

・睡眠と免疫力の関係は多くの研究で確認されている
睡眠不足によって免疫力が低下することは、研究でも確認されています。
平均年齢46歳の23,000人近くを対象とした調査がアメリカで行われ、睡眠時間が5時間以下のグループは、睡眠時間が7-8時間のグループに比べて風邪の罹患率が28%高く、インフルエンザなどの風邪以外の感染症の罹患率も80%高かったことが報告されています。
また、睡眠障害などが原因で睡眠の質が低かったグループは、睡眠の質に問題がなかったグループに比べて風邪の罹患率が30%高く、風邪以外の感染症の罹患率は2倍以上だったことが報告されています。

さらに、睡眠時間と唾液中の抗体の量の関係を調べた研究が行われ、睡眠時間が6時間以下の場合は睡眠時間が短いほど抗体の量が少なく、免疫力が低下することが報告されています。

このほかにも多くの研究が行われており、睡眠不足によって免疫力が低下することが確認されています。

・高麗人参には安眠効果のある成分が含まれている
高麗人参には、アミノ酸のグリシンとセリンが含まれています。これらのアミノ酸には安眠効果があることが確認されており、就寝前にこれらを摂取させたところ、寝つきや睡眠の途中で起きる回数、睡眠の満足度などの睡眠の質が大幅に改善したとの複数の実験報告があります。
また、ビタミンB12には睡眠のリズムを整える作用があり、ビタミンB12の摂取によって不眠症状が改善されたとする実験報告があります。
高麗人参はこうした安眠効果のある成分を身体に補い、質の良い睡眠を促します。

・ストレスを軽減して睡眠の質を高める
ストレスを感じると、副腎皮質刺激ホルモンのコルチコトロピンが分泌されます。このホルモンはストレスに対抗するために必要ですが、その一方で睡眠を阻害する作用があります。このため、ストレスは睡眠の質を低下させます。
高麗人参にはストレスを軽減する高い効果があり、身体が必要とするコルチコトロピンの量を減少させます。高麗人参は睡眠を阻害するホルモンの分泌を抑制することで、睡眠の質を高めます。

・睡眠を改善する効果が実験で確認されている
睡眠に対する高麗人参の効果は、実験でも確認されています。
高麗人参由来の成分を7日間摂取させたところ、高麗人参を含まない偽の薬を摂取させたグループと比べて、総睡眠時間の増加や睡眠の途中で起きる回数の減少、睡眠効率の上昇などがみられたとの実験報告があります。
また、不眠症状などを訴える被験者に対して、高麗人参を8週間摂取させたところ、摂取期間が長くなるほど不眠の改善率が高まったことが報告されています。

このように、高麗人参には質の良い睡眠を促す効果があります。高麗人参は睡眠不足による自律神経の乱れやストレスの蓄積を防ぎ、免疫力を向上させます。

血行促進

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血液の流れは、免疫力と深く関係しています。高麗人参には血行を促進する高い効果があり、血行不良による免疫力の低下を防ぎます。

・血行不良は免疫力を低下させる
細菌やウイルスを処理する免疫細胞は、血液と一緒に体内を循環して身体を守っています。血行が悪化すると、病原菌やウイルスを発見しても免疫細胞を集めにくくなります。その結果、ウイルスの処理が遅れて感染症などの発症リスクが高まります。
また、血行が促進されると内臓の働きが活発になり、体温が上昇します。体温が低下すると免疫細胞の働きも鈍くなり、免疫力が大きく低下すると考えられています。
免疫力を高めて細菌やウイルスに対抗するためには、身体の血行を促進して体温を高めることが重要です。

・高麗人参の成分は血管を拡張する
高麗人参には、血管を拡張する作用のある成分が豊富に含まれています。
高麗人参に豊富に含まれているアミノ酸のアルギニンは、体内で一酸化窒素を生成する材料になります。一酸化窒素は、血管周辺の筋肉を弛緩させて血管を拡張するシグナルとして機能する物質です。アルギニンは、体内の一酸化窒素を増やして血行を促進します。
また、アミノ酸のグリシンや、ビタミンB群の一種であるナイアシンにも、血管を拡張する高い効果があります。
さらに、マグネシウムには動脈を弛緩させる作用があり、血流量を増やします。
高麗人参はこれらの成分を身体に補い、血管を広げて血行を促進します。

・高麗人参の成分は血液をサラサラにする
高麗人参には、血液の流動性を高める成分も含まれています。
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、脂質の代謝を促進する作用があり、血液中の脂質を減少させます。また、タンパク質分解酵素のプラスミンを活性化する作用もあります。プラスミンには血栓を溶かす働きがあり、血液を固まりにくくします。
また、アルギニンには、脂質の代謝を促進する成長ホルモンの分泌量を増やす作用や、脂質分解酵素のリパーゼの働きを活性化する作用があります。こうしたアルギニンの効果は、脂質の代謝を促進して血液中の脂質を減らし、血液をサラサラにします。

このように、高麗人参には血行を促進する成分が豊富に含まれています。高麗人参は血行を促進して身体を温め、免疫細胞の働きを活発にして免疫力を高めます。

抗酸化作用

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抗酸化作用とは、活性酸素を中和する作用のことです。体内の活性酸素が過剰になると、免疫力低下の原因になります。
高麗人参には抗酸化作用をもつ成分が豊富に含まれており、増えすぎた活性酸素による免疫力の低下を防ぎます。

・過剰な活性酸素は免疫機能に悪影響を及ぼす
活性酸素は、ほかの物質を酸化する力が非常に強い酸素のことで、日々の呼吸やストレスによって体内で発生します。活性酸素は免疫機能にも必要な物質ですが、過剰になると健康な細胞にまで酸化ストレスを与えてしまい、細胞の老化や炎症を引き起こします。

過剰な活性酸素は健康な細胞を傷つけ、細胞のエネルギー産生を抑制して身体の代謝や血行を悪化させます。また、活性酸素の影響で皮膚の細胞膜に含まれる脂肪酸が酸化すると、細胞膜の防御作用が弱まり、細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなります。

・活性酸素の抑制には抗酸化作用をもつ成分の摂取が重要
体内の過剰な活性酸素は免疫機能に悪影響を及ぼし、免疫力を低下させます。
こうした活性酸素の悪影響を抑制するために、人間の身体には活性酸素を中和する機能が備わっています。その中心となるのが、SOD酵素(Superoxide dismutase、スーパーオキシドディスムターゼ)と呼ばれる酵素です。
SOD酵素は肝臓や心臓などに多く存在しており、活性酸素を中和します。しかし、SOD酵素の量は加齢とともに大きく減少してしまいます。このため、歳をとると活性酸素が蓄積しやすくなり、免疫力も低下します。

活性酸素の悪影響から身体と免疫機能を守るには、活性酸素を中和する抗酸化作用をもつ成分を摂取することが重要です。

・高麗人参の成分は活性酸素の中和を促進する
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、活性酸素を中和する強い抗酸化作用があります。また、同じく高麗人参に含まれるビタミンCにも抗酸化作用があります。
さらに、高麗人参にはミネラルの鉄・銅・亜鉛が含まれています。これらのミネラルはSOD酵素の構成成分であり、活性酸素を中和するSOD酵素の働きを活発にします。

高麗人参には、こうした活性酸素の中和に役立つ成分が豊富に含まれています。高麗人参は体内の過剰な活性酸素を減少させて、免疫力を高く保ちます。

腸内環境を整える

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身体の免疫力には、腸内環境も深く関係しています。高麗人参には腸内環境を改善する効果があり、腸内環境の悪化による免疫力の低下を防ぎます。

・腸内環境は免疫機能と深く関係している
腸は、口から摂取した食べ物を消化・吸収する場所であり、ウイルスや病原菌と接触する機会の多い臓器です。このため、腸内には身体全体の免疫細胞の約7割が集中しています。
こうした多くの免疫細胞を正常に機能させるためには、腸内環境を改善することが重要です。腸内環境が悪化すると、腸内の免疫細胞の機能が低下して免疫機能に悪影響が生じます。

また、腸の粘膜はタンパク質の層によって守られており、ウイルスや細菌の体内への侵入を防いでいます。腸内環境が悪化するとこうしたタンパク質の層が傷つけられ、腸の防御作用が低下してウイルスや細菌が体内に侵入しやすくなります。

・腸内環境の悪化は免疫力低下の原因になる
腸内には、9,000兆個もの腸内細菌が生息しているといわれています。腸内細菌には、アンモニアや硫化水素を放出する悪玉菌や、悪玉菌を減少させて腸の機能を活発にする善玉菌などがあります。
腸内環境が悪化して悪玉菌が増加すると、アンモニアなどの有害物質が大量に放出されます。こうした有害物質は腸の血管から吸収されて体内を循環し、身体の代謝の悪化や血行不良などを引き起こして免疫力を低下させます。
免疫力を高めるには、腸内環境を改善して悪玉菌を減少させることが重要です。

・高麗人参は腸を健康にする薬草
高麗人参は、古くから腸をはじめとした内臓を健康にする薬草として利用されてきました。
約2000年前に記された中国最古の薬物書『神農本草経』には、高麗人参に「五臓を補う」効果があると記載されています。
また、東洋医学における高麗人参の効果をまとめた「高麗人参七効説」においても、高麗人参に「健脾止瀉(けんぴししゃ)」の効果があるとされています。「脾」とは胃腸のことで、健脾止瀉とは胃腸を健康にして下痢を止める効果のことです。
腸を健康にする高麗人参の効果は、古くから認知され、広く利用されてきました。

・高麗人参は腸の健康に役立つ多くの効果がある
高麗人参には、自律神経のバランスを整える高い効果があります。腸の働きは自律神経によって調整されており、高麗人参は腸の働きを正常化して腸を健康にします。
また、腸はストレスに弱く、ストレスは便秘や下痢、腸の炎症などの原因になることが知られています。高麗人参にはストレスを軽減する高い効果があり、ストレスによる腸の健康悪化を抑制します。
さらに、高麗人参には腸の血行を促進する効果があり、腸の働きや腸の粘膜の新陳代謝を活発にします。

・高麗人参は善玉菌を増やして腸内環境を改善する
高麗人参には腸の健康に役立つ多くの健康効果があり、腸の働きを活発にします。
また、高麗人参にはビタミンCも含まれています。ビタミンCは、代表的な善玉菌である乳酸菌の食料となるビタミンです。

こうした多くの効果や成分により、高麗人参は腸内環境を改善して腸の善玉菌を増加させます。高麗人参によって腸の善玉菌が増えると、善玉菌が放出する酸性の物質によって悪玉菌が減少し、腸の活動が活発になります。それによってさらに腸内環境が改善され、腸内の免疫細胞の機能が向上します。

高麗人参は、多くの健康効果によって腸内環境を改善します。高麗人参は腸内環境の悪化による免疫機能への悪影響を防ぎ、免疫力を高く保ちます。

肝機能を高める

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肝臓は、免疫機能に関わる重要な臓器です。高麗人参は肝臓の健康増進に役立ち、肝機能と免疫力を向上させます。

・肝臓は免疫機能と深く関係している
肝臓には、免疫細胞のマクロファージやナチュラルキラー細胞が多く存在しています。肝臓には心臓から送り出される血液の約4分の1が流れ込んでおり、血液中のウイルスや細菌の多くが肝臓で処理されています。
肝臓の機能が低下すると、こうした免疫細胞の働きが弱まり、ウイルスの処理能力が低下して免疫機能に悪影響が及びます。

また、肝臓にはアンモニアなどの毒素を解毒する役割があります。肝臓の機能が低下すると体内の毒素の濃度が高まり、身体の血行や代謝が悪化して免疫力が低下します。
免疫力を高く保つには、肝臓を健康に保つことが重要です。

・高麗人参は肝臓の健康増進に役立つ
肝臓には多くの血液が流れ込んでおり、血行は肝臓の健康と深く関係しています。高麗人参には血行を促進する高い効果があり、肝細胞の新陳代謝を活発にして肝臓を健康にします。

また、肝臓の健康悪化の原因のひとつに過酸化脂質があります。過酸化脂質は血液中の脂質が活性酸素によって酸化されたもので、肝臓の炎症を引き起こして肝機能低下の原因になります。
高麗人参には、活性酸素を中和する成分や血液中の脂質を減少させる成分が豊富に含まれており、過酸化脂質の発生を抑制します。高麗人参は体内の過酸化脂質を減少させて、肝臓を健康に保ちます。

・高麗人参は毒素の解毒を促進して肝臓の負担を軽減する
高麗人参の成分には、肝臓で行われるアルコールやアンモニアの代謝を促進する作用があります。
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、アルコールの代謝に関わる酵素を活性化する作用があり、アルコールの代謝を早めます。
また、高麗人参に豊富に含まれているアミノ酸のアルギニンには、有害物質のアンモニアの解毒を促進する作用があります。
こうした高麗人参の成分は、肝臓の負担を軽減して肝臓の健康増進に役立ちます。

このように、高麗人参には肝臓を健康にして肝機能を高める効果があります。高麗人参は、免疫機能に重要な肝臓の機能を高めて、免疫力を向上させます。

>>高麗人参の肝臓に対する効果についてはこちら

肌や粘膜のバリア機能を高める

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肌や粘膜の健康維持は、身体の免疫機能にとってとても重要です。肌や粘膜の健康状態が悪化すると、病原菌やウイルスが体内に侵入しやすくなり、感染症の発症リスクが高まります。
高麗人参には多くの健康効果があり、肌や粘膜のバリア機能を高めます。また、丈夫な肌や粘膜の形成に役立つ成分も豊富に含まれています。

・高麗人参は肌や粘膜の新陳代謝を活発にする
高麗人参には、血行を促進する高い効果があります。血行が促進されると細胞に十分な酸素と栄養素が供給され、老廃物の体外への排出も促進されます。こうした効果は、肌や粘膜の新陳代謝を活発にします。その結果、細胞が若く健康な状態に保たれ、ウイルスや病原菌に対するバリア機能が高まります。

また、高麗人参にはアルギニンと亜鉛が豊富に含まれています。アルギニンには成長ホルモンの分泌量を増やす作用があり、亜鉛は細胞分裂に関わる200以上の酵素の構成成分です。これらの成分には新陳代謝を活発にする作用があり、肌や粘膜を健康に保ちます。

・丈夫な肌や粘膜の形成を補助する成分が豊富に含まれている
高麗人参には、ビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB群はタンパク質の代謝や体内での合成に不可欠な成分であり、肌や粘膜のバリア機能を高めます。ビタミンB群が不足すると、肌や粘膜の炎症が起こることが知られています。
また、高麗人参にはタンパク質の合成に必要なリシン(リジン)や、バリン・ロイシン・アルギニンなどのアミノ酸が数多く含まれています。こうしたアミノ酸は、丈夫な肌や粘膜の形成に役立ちます。

・高麗人参はコラーゲンの生成を促進する
肌のバリア機能を高めるには、肌や細胞膜を構成するコラーゲンの働きが重要です。高麗人参にはコラーゲンの材料となるグリシンやアラニンなどのアミノ酸や、コラーゲンの生成に必要なビタミンCが含まれており、コラーゲンの生成を促進します。

コラーゲンの生成を促進する高麗人参の効果は実験でも確認されており、コラーゲンを生成する線維芽細胞に高麗人参の抽出物を投与したところ、コラーゲンの前段階の物質であるプロコラーゲンの生成量が増加したことが報告されています。

・高麗人参は肌に潤いを与える
肌が乾燥すると、肌のバリア機能が低下してウイルスや病原菌が体内に侵入しやすくなります。身体の免疫機能を高めるためには、肌に潤いを保って乾燥を防ぐことが重要です。

肌にもともと備わっている保湿成分を天然保湿因子(NMF)といいます。天然保湿因子の約4割はアミノ酸でできており、肌の角質層のアミノ酸が減少すると肌荒れが起こりやすくなります。
高麗人参には、セリン・グリシン・アラニンなどの天然保湿因子を構成するアミノ酸が数多く含まれています。高麗人参は天然保湿因子の生成を促進して、肌のバリア機能を高めます。

・抗酸化作用が肌の健康維持に役立つ
増えすぎると身体に悪影響を及ぼす活性酸素は、肌のバリア機能低下の原因になります。
過剰な活性酸素は、その強い酸化力で肌の細胞を傷つけ、肌の老化や炎症を引き起こします。
また、活性酸素が血液中の脂質を酸化すると、過酸化脂質が発生します。過酸化脂質は角質層の保湿機能を阻害して肌を乾燥させ、肌のバリア機能を低下させます。

1-6.抗酸化作用に記載の通り、高麗人参には活性酸素を中和する抗酸化作用をもつ成分が豊富に含まれています。高麗人参は肌に悪影響を及ぼす活性酸素を中和して、肌を健康に保ちます。

このように、高麗人参には肌や粘膜を健康にする高い効果があります。高麗人参は、肌や粘膜のバリア機能を向上させて、細菌やウイルスの体内への侵入を防ぎます。

疲労回復

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疲労が蓄積すると、自律神経のバランスが乱れて免疫力が低下します。このため、疲労は風邪やインフルエンザなどの感染症の発症リスクを高めます。
高麗人参は古くから滋養強壮効果をもつ薬草として利用されており、高い疲労回復効果があります。高麗人参は、疲労による免疫力の低下を抑制します。

・高麗人参は疲労を回復する薬草
高麗人参は、高い疲労回復効果をもつ薬草として有名です。
東洋医学における高麗人参の効果をまとめた「高麗人参七効説」では、高麗人参に「補気救脱(ほききゅうだつ)」の効果があるとされています。「気」とは、やる気や元気の「気」であり、補気救脱とは身体に活力を補って虚脱した状態を改善する効果のことです。

高麗人参は現在も代表的な漢方薬として広く利用されており、身体にエネルギーを補う「補気薬」の材料として主に利用されています。
高麗人参は、疲労回復に効果的な薬草として広く利用され続けています。

・疲労回復効果がヨーロッパの公的機関で認定されている
高麗人参の疲労回復効果は、ヨーロッパでも広く知られています。
ドイツ政府が設立した薬用植物の評価委員会である「コミッションE」は、疲労時や衰弱時、病後の回復期などに効果的な強壮剤として、高麗人参を認定しています。

このように、高麗人参には高い疲労回復効果があります。高麗人参は疲労の蓄積による自律神経の乱れを抑制し、免疫力の低下を防ぎます。

体力増加

詳しい説明(クリックで展開します)

体力を高めて病気に対する抵抗力を高めることは、身体の健康維持にとても重要です。
高麗人参には、体力増加に役立つ成分が含まれています。

・肉体への過度な負荷は免疫力を低下させる
適度な運動は免疫力の向上に役立ちますが、運動の負荷が強すぎると、逆に免疫力が低下することが研究で明らかになっています。

大学生を対象として、激しい運動をするスポーツ選手と一般学生を比較したところ、スポーツ選手は唾液中の抗体の量が少なく、風邪の罹患率も高かったことが報告されています。
さらに、マラソンなどの激しい運動をした人は、運動をしなかった人と比べて風邪の罹患率が大幅に高まることが研究で確認されています。

体力が低下すると、少しの運動でも身体に負担がかかり、免疫力が低下する原因になります。免疫力の低下を防ぐためには、体力を高く保つことが重要です。

・高麗人参は筋肉の増加を促進する
高麗人参に豊富に含まれるアルギニンには、成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。成長ホルモンには、細胞分裂を活発にする作用や、タンパク質の代謝と体内での合成を促進する作用があり、筋肉を増加させます。
また、亜鉛は細胞分裂に関わる多くの酵素の構成成分であり、筋肉の発達を促します。
さらに、高麗人参には、筋肉の主成分であるバリンとロイシンや、タンパク質の合成に必要なリシン(リジン)などの数多くのアミノ酸が含まれています。

高麗人参はこうした成分の働きによって筋肉の増加を促し、体力を高めます。

・内臓を健康にして体力を高める
高麗人参には、内臓の機能を調整している自律神経のバランスを整える効果や、内臓の血行を促進する効果があり、内臓の健康増進にとても効果的です。また、高麗人参には活性酸素を中和する抗酸化作用をもつ成分が豊富に含まれており、内臓の炎症の原因となる活性酸素を減少させます。
こうした高麗人参の効果は、内臓を健康にして身体を丈夫にし、体力の向上に役立ちます。高麗人参は、内臓の健康状態を高めて体力を強化し、免疫力の向上に役立ちます。

免疫力を高める効果が研究で確認されている

詳しい説明(クリックで展開します)

以上のように、高麗人参には免疫力の向上に役立つ多くの健康効果があります。
こうした免疫力を高める高麗人参の効果は、研究でも確認されています。

・高麗人参は免疫細胞の機能を回復させる
韓国の大学において、体内の免疫細胞の働きを薬物投与などで低下させておき、その後でジンセノサイドを投与する実験が行われました。その結果、免疫細胞の機能が正常な状態に回復したことが報告されています。
こうした実験は日本の近畿大学や広島大学においても行われており、免疫細胞の機能を高める高麗人参の効果が確認されています。

・風邪やインフルエンザの予防効果が確認されている
227人の被験者に対して高麗人参を1日100mg、12週間摂取させ、風邪やインフルエンザの罹患率を調べる実験が行われました。その結果、高麗人参を摂取したグループは、高麗人参が含まれていない偽の薬を摂取したグループに比べて、風邪やインフルエンザの罹患率が大幅に低かったことが報告されています。

・インフルエンザの症状を緩和する効果も報告されている
インフルエンザに感染したマウスに対して高麗人参の抽出物を投与したところ、気管支の炎症や肺の細胞の損傷が抑制され、症状が緩和されたとするジョージア州立大学の実験報告があります。
また、韓国の研究において、高麗人参を摂取させたマウスに鳥インフルエンザウイルスを感染させたところ、高麗人参を摂取しなかった場合と比べて生存率が大幅に向上したことが報告されています。

・がんに対する効果を示す実験報告がある
なんらかの原因で正常な細胞のDNAが変異すると、がん細胞が発生します。正常な細胞のがん細胞化は珍しい現象ではなく、人間の体内では毎日多くのがん細胞が生まれています。こうしたがん細胞の処理も、免疫機能の重要な役割です。

40歳以上の約5,000人を対象とした3年間の追跡調査が韓国で行われ、高麗人参とがんの発症率の関係が分析されました。その結果、高麗人参を摂取する頻度が高い人は、がんの発症率が低かったことが報告されています。
また、1,455名の乳がん患者を対象とした大規模な追跡調査が中国の上海で行われ、日常的に高麗人参を摂取していたグループは、高麗人参を摂取したことがないグループと比較して、乳がんによる死亡率や再発率が3割程度低かったという分析結果が得られています。
さらに、がん細胞に対して高麗人参の成分を投与したところ、がん細胞の増殖が抑制されたとする多くの研究報告があります。

がんに対する高麗人参の効果は未だ研究段階ですが、こうした実験結果からも、免疫力を高める高麗人参の効果が示唆されています。

高麗人参は免疫力を高める漢方薬に使用されている

詳しい説明(クリックで展開します)

高麗人参は、免疫力の向上に役立つ漢方薬の材料として広く利用されています。こうした漢方薬に利用されていることからも、高麗人参に免疫力を向上させる高い効果があることが分かります。

・高麗人参は免疫力を高める漢方薬の材料
高麗人参は古くから代表的な漢方薬として利用されており、免疫力の向上に役立つ漢方薬にも広く利用されています。
免疫力の向上に役立つとされる漢方薬には、胃腸の調子を整える「人参湯(にんじんとう)」や、身体のほてりや渇きに効く「白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)」など多くの種類があります。名前の通り、これらの漢方薬には高麗人参が材料として使用されています。

・がん治療に用いられる漢方薬にも使用されている
がんの治療で抗がん剤の使用や放射線治療を行うと、副作用として全身の倦怠感などの症状が起こるほか、白血球が減少して免疫力が低下します。こうした副作用を緩和するために、化学療法と併用して漢方薬が利用される場合があります。

こうしたがんの治療に利用される漢方薬には、「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」や「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」、「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」があり、これらには材料として高麗人参が使用されています。
がん患者に対してこれらの漢方薬を使用したところ、白血球が増加して免疫力の低下が抑制され、がんの治療に伴う倦怠感などの副作用が緩和されたとする研究報告が多数あります。

高麗人参はアレルギーにも効果的

詳しい説明(クリックで展開します)

高麗人参には、自律神経を調整して免疫機能を正常化する効果があります。このため、免疫機能の異常が原因で起こるアレルギー症状に対しても効果的です。

・高麗人参は自律神経を整えてアレルギーを改善する
アレルギーは、異物を排除するための免疫機能に異常が生じて、免疫が特定の物質に過剰に反応することで起こります。免疫機能を調整している自律神経のバランスが乱れると、免疫細胞のバランスが乱れてアレルギーが起こりやすくなります。

1-1.自律神経のバランスを整えるに記載の通り、高麗人参には自律神経の働きを正常化する効果があります。高麗人参の効果によって自律神経の働きが正常化されると、免疫細胞のバランスも修正され、アレルギーが改善されます。

・アレルギーに対する高麗人参の効果が研究で確認されている
アレルギーを改善する高麗人参の効果は、研究でも確認されています。
高麗人参の成分に免疫機能を正常化する作用や、アレルギーを抑制する抗アレルギー作用があることが、複数の動物実験で確認されています。
また、大阪市立大学の研究において、アトピー性皮膚炎のマウスに対して高麗人参を投与したところ、症状が改善して引っかき行動が抑制されたことが報告されています。
さらに、7-41歳のアトピー性皮膚炎患者30名に高麗人参を1日3,000mg、16週間摂取させたところ、摂取期間が長くなるほど皮膚の水分量が増加し、炎症が改善したことが報告されています。

高麗人参は免疫力を高めるだけでなく、アレルギー症状の予防・改善にも役立ちます。

>>高麗人参のアレルギーに対する効果についてはこちら

高麗人参は続けることが大事

免疫力を高める高麗人参の効果について解説してきました。
高麗人参には免疫力を向上させる高い効果がありますが、飲んですぐに免疫力が高まって風邪などにかからなくなるわけではありません。
自律神経のバランスを調整する効果や、腸内環境を整える効果といった高麗人参の効果は、感染症にかかりにくい丈夫な身体へと体質を改善する効果です。こうした体質改善は短期間で行えるものではなく、高麗人参の効果は身体の調子を整えながらゆっくりと作用します。

高麗人参を使用した多くの実験でも、摂取期間が長くなるほど効果が高まることが報告されています。免疫力を高める高麗人参の効果を十分に得るためには、高麗人参を毎日の習慣にして、長く摂取を続けることが大切です。

まとめ

高麗人参には、免疫機能を調整している自律神経のバランスを正常化する効果や、ストレスを軽減する効果などの数多くの健康効果があり、免疫力の向上に役立ちます。高麗人参は免疫力を高めることで、ウイルスや病原菌、がん細胞の処理を早めます。
また、高麗人参には免疫機能を正常化する効果があり、免疫機能の異常のよって起こるアレルギー症状の予防・改善にも役立ちます。
高麗人参は身体全体の調子を整えて、免疫力の高い丈夫な身体へと体質を改善します。免疫力を高めて健康的な生活を長く維持するために、高麗人参を日々の生活に取り入れて、健康管理に役立ててみることをお勧めします。

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