高麗人参は椎間板の材料となるコラーゲンの生成を促す
コラーゲンは肌に弾力を与える成分として有名です。コラーゲンは腰や関節の軟骨にも豊富に含まれているため、コラーゲンが不足すると腰痛や関節痛が起こります。高麗人参にはコラーゲンの生成を促進する効果があり、コラーゲン不足による腰痛を防ぎます。
腰痛の予防には椎間板の健康維持が重要
人の背骨は、約30個の椎骨で形成されています。それぞれの椎骨は関節でつながっており、その間には椎間板と呼ばれる円形の軟骨があります。
椎間板は、骨と骨との間で衝撃を吸収するクッションの役割を果たしています。加齢などによってこの椎間板が薄くなったり、水分が減ったりして衝撃を吸収する能力が失われると、慢性的な腰の痛みの原因になります。腰痛の予防には、椎間板を健康な状態に保つことが重要です。
椎間板はコラーゲンを豊富に含む
椎間板は軟骨でできており、ゼラチン状の髄核とコラーゲンを含む線維で構成されています。コラーゲンの不足は椎間板の状態を悪化させます。
椎間板の異常によって起こる椎間板ヘルニアは男性に多く発症し、発症率は女性の2-3倍にのぼります。男性はもともと女性よりも体内のコラーゲン量が少なく、コラーゲンをつくる遺伝子に異常があるケースも男性の方が多いといわれています。こうした男性のコラーゲン不足が、椎間板ヘルニアの発症率に影響していると考えられています。
椎間板を健康に保つには、コラーゲンの生成を促進して、体内のコラーゲンを増やすことが重要です。
高麗人参はコラーゲンの生成を促進する
高麗人参に豊富に含まれるアルギニンには、成長ホルモンの分泌量を増やす作用があります。成長ホルモンはタンパク質の合成を促すため、アミノ酸から合成されるタンパク質の一種であるコラーゲンの生成を促進します。
また、高麗人参にはコラーゲンの材料となるグリシンやアラニンといったアミノ酸が含まれています。
さらに、コラーゲンの生成にはビタミンCが必要で、高麗人参にはビタミンCが含まれています。
こうした成分の働きにより、高麗人参はコラーゲンの生成を促進します。高麗人参はコラーゲンの生成を促すことで、衝撃を吸収する背骨の椎間板を健康に保ち、腰痛の予防・改善に役立ちます。