高麗人参は更年期障害による腰痛を緩和する
更年期障害は腰痛を引き起こす
女性の腰痛の原因のひとつに、更年期障害があります。
更年期障害は、閉経前後に女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が急激に減少することで起こります。ホルモンバランスが乱れることで自律神経のバランスも乱れ、全身の疲労感・精神不安・めまいなどの症状のほか、腰痛の症状が起こる場合があります。
更年期障害によって自律神経が乱れると、多くの場合、交感神経が過度に活発になって血行不良が起こります。血行不良は筋肉を酸欠状態にして、腰付近の筋肉の緊張や痛みを引き起こします。
高麗人参は更年期障害の症状を緩和する
高麗人参には自律神経のバランスを調整する効果があり、更年期障害の諸症状の原因となる自律神経の乱れを抑制します。このため、高麗人参には更年期障害の症状を改善する効果があります。
また、高麗人参には身体の血行を促進する高い効果があり、腰痛の原因となる腰の筋肉の緊張をほぐします。
高麗人参はエストロゲンの働きを助ける
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドにはエストロゲン様作用があり、体内でエストロゲンと似た働きをすることが確認されています。
更年期障害はエストロゲンの急激な減少によって起こります。高麗人参はジンセノサイドによってエストロゲンの作用を補うため、更年期におけるホルモンバランスの乱れを抑制することができます。
また、近畿大学東洋医学研究所の研究において、ラットに対して高麗人参を摂取させたところ、エストロゲンの分泌量が増加したとの実験報告があります。
このように、高麗人参にはエストロゲンの働きを助ける効果があり、エストロゲンの減少によって起こる更年期障害の症状を軽減します。
更年期障害に対する効果が実験でも確認されている
更年期障害に対する高麗人参の効果は、実験でも確認されています。
大阪市立大学の臨床研究において、更年期障害の症状がある72名の患者に高麗人参を摂取させたところ、59名の症状が改善したとの研究報告があります。
高麗人参は、更年期障害に対してとても効果的であり、更年期障害による腰痛を緩和します。