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更年期障害の症状改善に役立つ高麗人参

多くの女性を悩ませる症状に、更年期障害があります。更年期障害は、閉経前後にホルモンバランスが乱れることで発症し、心身のさまざまな不調を引き起こして生活の質を低下させます。
古くから万能薬として珍重されてきた高麗人参には、ホルモンバランスの乱れを抑制する効果や、更年期障害の症状改善に役立つ多くの効果があり、更年期における生活の質の向上に役立ちます。更年期障害を改善する高麗人参の効果について解説します。

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自律神経の乱れが更年期障害の症状の原因

更年期には女性ホルモンの分泌量が急激に減少します。その影響で起こる自律神経の乱れが、更年期障害の症状の原因です。

・更年期にはエストロゲンの分泌量が減少する
女性の生涯には、思春期・成熟期・更年期・老年期の4つのライフステージがあるといわれます。更年期は卵巣の機能が低下しはじめる時期で、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が低下してホルモンバランスが乱れます。個人差はありますが、通常は50歳前後で閉経を迎えるため、45歳位から55歳位までの約10年間が更年期にあたります。

・エストロゲンの減少が自律神経を乱す
女性ホルモンの分泌を司る中枢は、脳の視床下部と呼ばれる部位です。視床下部は、身体の機能を無意識のうちに調整している自律神経の働きを司る部位でもあります。
更年期には卵巣機能が低下するため、視床下部からホルモンの分泌を促す指令が出ても、十分な女性ホルモンが分泌されません。このため、脳が混乱して視床下部が通常よりも多くの指令を出し、視床下部の機能に異常が生じます。これにより、同じ視床下部によって調整されている自律神経の働きにも異常が生じます。

・自律神経は身体の機能を調整する神経
自律神経は、体温調節や内臓の機能、血圧、消化、精神活動などを24時間無意識のうちに調整している神経です。自律神経は、活動時や昼間に活発になる交感神経と、休息時や夜間に活発になる副交感神経に分けられ、両者がバランスをとりながら機能しています。
更年期のホルモンバランスの乱れによって自律神経のバランスが乱れると、身体のさまざまな機能に異常が生じます。その結果、動悸・めまい・肩こり・腰痛・不眠・精神不安・倦怠感などの更年期障害の諸症状が起こります。

・更年期障害にはストレスも影響している
更年期障害の発症や症状の重さには大きな個人差があり、自覚症状がほとんどない人もいれば、日常生活に大きな支障をきたす人もいます。こうした個人差の原因には、体質や遺伝だけでなく、環境の影響も大きいと考えられています。
更年期は、仕事では責任ある立場にいることも多く、家庭では子供の巣立ちや親の介護問題などによる環境変化が起こりやすい年代です。こうした環境変化によるストレスは自律神経の乱れの原因になり、更年期障害の症状を悪化させます。更年期障害は、一種のストレス性疾患ともいわれています。

・高麗人参は更年期障害の症状改善に役立つ
このように、更年期障害の症状は自律神経の乱れによって起こり、自律神経の乱れはホルモンバランスの乱れやストレスが原因で引き起こされます。
古くから身体の調子を整える万能薬として利用されてきた高麗人参には、自律神経のバランスを正常に保つ効果や、ストレスを軽減する高い効果があります。このため、高麗人参は更年期障害の症状改善にとても効果的です。

更年期障害の症状改善には東洋医学が役立つ

検査をしても原因となる明確な疾患や障害がみつからない身体の不調は、「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼ばれます。更年期における疲労感や精神不安などの症状は、不定愁訴の代表例です。不定愁訴の改善は、漢方医学などの東洋医学が最も得意とするところです。

・不定愁訴の改善には漢方医学が効果的
現在一般的に行われている西洋医学の治療法は、病気のある身体の部位や症状を重視します。病気の原因を特定して、それを取り除くか改善しようとするのが西洋医学の考え方です。このため、原因が明確な病気や症状の治療に適していますが、原因が明確でない不定愁訴の治療は苦手としています。
それに対して漢方医学では、身体全体の状態を重視して、先人の知識や経験に基づいた治療が行われます。このため、漢方医学は原因が特定できない不定愁訴の改善を得意としています。

・高麗人参は代表的な漢方薬
高麗人参は、東洋医学において古くから万能薬として珍重されてきました。約2000年前に記された中国最古の薬物書『神農本草経』にも高麗人参についての記載があり、多くの効果をもつ最高ランクの養命薬として紹介されています。
高麗人参は現在も代表的な漢方薬として広く利用されており、主に身体に活力や元気を補う「補気薬」の材料として使用されています。更年期障害の症状改善に用いられる「温経湯(うんけいとう)」などの漢方薬にも、高麗人参が材料として使用されています。

・高麗人参はアダプトゲン
高麗人参には身体の調子を整える高い効果があることから、代表的なアダプトゲンとして知られています。
アダプトゲンとは、心身のストレスを軽減して、標準値から外れた身体の機能を正常な状態に修正する働きのある薬草のことです。アダプトゲンとされる薬草には、冬虫夏草・アマチャヅル・甘草などがあり、高麗人参はその中でも効果の高い代表例とされています。
高麗人参はアダプトゲンとして体内で作用し、自律神経のバランスを正常な状態に修正して、更年期障害の諸症状を改善します。

高麗人参は自律神経のバランスを整える

高麗人参には、更年期における自律神経の乱れを防ぐ効果があります。こうした高麗人参の効果を具体的にみていきましょう。

高麗人参はホルモンバランスの乱れを抑制する

更年期障害は、更年期に女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が急激に減少することで起こります。
高麗人参に含まれている成分には、体内でエストロゲンと似た働きをするエストロゲン様作用があることが、研究で確認されています。このため、高麗人参にはエストロゲンの作用を補助する効果があります。

高麗人参を摂取することで、更年期に起こるエストロゲン不足が緩和され、ホルモンバランスの乱れが抑制されます。これにより自律神経の乱れも少なくなり、更年期障害の諸症状が緩和されます。

ジンセノサイドが自律神経を整える

高麗人参は、主にジンセノサイドの作用によって自律神経のバランスを正常化します。

・ジンセノサイドは高麗人参特有のサポニン
植物の根・茎・葉には、苦味のもととなるサポニンと呼ばれる成分が含まれています。サポニンには多くの種類があり、高麗人参特有のサポニンはジンセノサイドと呼ばれます。
ジンセノサイドには30以上の種類があり、それぞれが特徴的な作用をもっています。ジンセノサイドは、高麗人参の高い健康効果や美容効果の中心となる成分です。

・ジンセノサイドは自律神経のバランスを正常化する
ジンセノサイドには多くの種類があり、神経の興奮を抑制するジオール系や、神経を刺激するトリオール系などに分類されます。ジオール系とトリオール系には全く逆の作用がありますが、これらは相殺されることなく体内で機能します。
交感神経の働きが過度に活発なときにはジオール系が強く作用して興奮を抑え、副交感神経が過度に優位なときにはトリオール系が交感神経を刺激してバランスを保ちます。
こうしたジンセノサイドの作用により、高麗人参は乱れた自律神経のバランスを正常な状態に修正します。

神経の機能を補助する成分が豊富

高麗人参には、神経の正常な機能を補助する成分が豊富に含まれています。こうしたジンセノサイド以外の高麗人参の成分も、自律神経の乱れを抑制するのに役立ちます。

・ビタミンB群
ビタミンB群は、神経の正常な機能に欠かせない成分です。
ビタミンB1には、自律神経などの末梢神経や脳の中枢神経の機能を正常に保つ働きがあります。
また、ビタミンB6・ナイアシン・葉酸は、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の生成に不可欠な成分です。
さらに、ビタミンB12には末梢神経の損傷を修復する作用があります。ビタミンB12は神経痛や手足の痺れの治療薬としても利用されている成分です。

ビタミンB群が不足すると、中枢神経の麻痺や精神不安などの神経症状が起こります。
高麗人参にはビタミンB群が豊富に含まれており、自律神経の正常な機能を補助します。

・アミノ酸
脳や神経で機能する神経伝達物質は、アミノ酸を材料として生成されます。高麗人参には、ドーパミンやアドレナリンなどの神経伝達物質の材料になるチロシンや、セロトニンを増やす作用があるグリシンなどの数多くのアミノ酸が含まれています。
高麗人参はこうしたアミノ酸を身体に補い、神経伝達物質の生成を促進して、自律神経の働きを助けます。

・各種ミネラル
神経の機能には、ミネラルの働きも重要です。
カルシウムとマグネシウムには、神経の興奮を抑制して神経の情報伝達を正常に保つ作用があります。これらのミネラルは、セロトニンなどの神経伝達物質の機能を補助します。
また、ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の生成には、ミネラルの鉄が必要です。
さらに、カリウムが不足すると、精神不安などの神経症状や筋肉の痙攣が起こります。カリウムも神経の正常な機能に欠かせない成分です。

高麗人参にはカルシウム・マグネシウム・鉄・カリウムが含まれており、自律神経の機能を正常に保ちます。

高麗人参はストレスを軽減して更年期障害の悪化を防ぐ

ストレスは、交感神経を強く刺激して自律神経の乱れを引き起こします。更年期障害は一種のストレス性疾患といわれており、仕事や家庭のストレスが更年期障害の症状を悪化させることが知られています。高麗人参にはストレスを軽減する高い効果があり、自律神経の乱れと更年期障害の症状悪化を防ぎます。

・高麗人参はストレスを軽減する薬草
高麗人参は、古くから精神を安定させる薬草として利用されてきました。約2000年前に記された中国最古の薬物書『神農本草経』には、高麗人参に「精神を安んじ、魂魄を定める」効果があると記載されています。
また、東洋医学における高麗人参の効果をまとめた「高麗人参七効説」においても、高麗人参に「養心安神(ようしんあんしん)」の効果があるとされています。養心安神とは、神経の働きを助けてストレスを軽減する効果のことです。

・ストレス軽減効果が研究で確認されている
ストレスを軽減する高麗人参の効果は現代の研究でも確認されており、高麗人参にストレスに対する抵抗力を高める効果があるとする研究報告が、ブルガリアやロシアの研究機関によって行われています。
また、ストレス性の胃腸炎を予防・改善する効果や、ストレスによる運動能力の低下を抑制する効果が、複数の動物実験によって確認されています。

このように、高麗人参には高いストレス軽減効果があります。高麗人参はストレスを軽減して、更年期障害の症状悪化の原因となる自律神経の乱れを防ぎます。

更年期障害に対する効果が実験で確認されている

以上のように、高麗人参には自律神経のバランスを正常化する高い効果があります。こうした効果により、高麗人参は更年期における自律神経の乱れを抑制して、更年期障害の症状を改善します。
更年期障害の症状を改善する高麗人参の効果は、実験でも確認されています。

・更年期障害の改善効果が実験で確認されている
大阪市立大学の臨床研究において、更年期障害の患者72名に対して高麗人参を摂取させたところ、82%にあたる59名の症状が改善したとの実験報告があります。
また、更年期の女性237名を対象として、更年期障害に対する高麗人参の効果や、ほかの漢方薬との併用効果を調べた実験が大阪市立大学で行われ、更年期障害に対する高麗人参の高い改善効果と予防効果が確認されています。

・不定愁訴の改善効果を示す実験報告がある
更年期の女性を含む被験者を対象として、自律神経の乱れを原因とした不定愁訴に対する高麗人参の効果を調べる実験が、民間企業によって行われました。この実験では、高麗人参が1日900mg、3ヶ月間投与され、1ヵ月ごとに症状の変化が調査されました。その結果、摂取期間が長くなるほど不定愁訴の改善傾向が強まり、特に手足の冷えや頭痛に関しては有効率が70%を超え、ほかの多くの症状でも大きな改善傾向がみられたことが報告されています。

このほかにも複数の研究が行われており、更年期障害による不定愁訴を改善する高麗人参の高い効果が確認されています。

更年期の健康悪化を防ぐ高麗人参の効果

更年期障害には、めまいや倦怠感、不眠などの多くの症状があります。また、更年期には女性ホルモンの減少によって体調不良が起こりやすくなります。
古くから万能薬として利用されてきた高麗人参には数多くの健康効果があり、その中には、こうした更年期障害の症状や体調不良の予防・改善に役立つものがあります。
更年期における健康悪化を防いで生活の質を高める高麗人参の効果をご紹介します。

血行促進

更年期障害によって自律神経が乱れると、血行が悪化して身体の冷えや肩こり、腰痛などが起こります。

高麗人参には血管を拡張する作用があるアルギニン・グリシン・マグネシウムが含まれており、血流量を増やして血行を促進します。
また、高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、血液中の脂質を減少させる作用や、血液を固まりにくくする作用があります。
こうした成分の作用により、高麗人参は血行を促進します。高麗人参は血行を促進して、身体の冷えや肩こり、腰痛などの更年期障害の症状を改善します。

睡眠の改善

更年期障害の代表的な症状のひとつに、不眠症状があります。
睡眠中には副交感神経の働きが活発になり、日中に刺激された交感神経の働きが抑制されます。睡眠不足の状態では交感神経が刺激されたままになり、自律神経が乱れやすくなります。
更年期障害によって不眠症状が起こると、自律神経の乱れが大きくなり、さらに更年期障害の症状が悪化する悪循環が起こります。更年期の健康維持には、不眠を改善して睡眠の質を高めることが重要です。

・高麗人参には安眠効果のある成分が含まれている
高麗人参には、アミノ酸のグリシンとセリンが含まれています。これらを就寝前に摂取させたところ、寝つきや睡眠の途中で起きる回数、睡眠の満足度などの睡眠の質が大幅に向上し、翌日の作業効率の上昇がみられたとの実験報告があります。
高麗人参は安眠効果のある成分を身体に補い、睡眠を改善します。

・高麗人参はストレスを軽減して睡眠を改善する
ストレスを感じると、副腎皮質刺激ホルモンのコルチコトロピンが分泌されます。このホルモンはストレスに対抗するために必要ですが、その一方で睡眠を阻害する作用があります。このため、ストレスは睡眠の質を低下させます。
高麗人参にはストレスを軽減する高い効果があり、身体が必要とするコルチコトロピンの量を減少させます。高麗人参は睡眠を阻害するホルモンの分泌を抑制して、質の良い睡眠を促します。

このように、高麗人参には睡眠の質を高める効果があります。高麗人参は、更年期障害の代表的症状である不眠症状の改善に役立ち、更年期における心身の健康維持に役立ちます。

疲労回復

更年期障害の症状のひとつに、全身の強い疲労感があります。
古くから滋養強壮に効果的な薬草として珍重された高麗人参には、高い疲労回復効果があります。高麗人参は、更年期における疲労感の軽減に役立ちます。

・高麗人参は身体に活力を与える薬草
高麗人参には、身体へのエネルギー供給を促進するビタミンB群などの栄養素が豊富に含まれており、疲労回復に役立ちます。
また、東洋医学における高麗人参の効果をまとめた「高麗人参七効説」においても、高麗人参に「補気救脱(ほききゅうだつ)」の効果があるとされています。「気」とは、やる気や元気の「気」であり、補気救脱とは身体に活力を補って虚脱した状態を改善する効果のことです。
高麗人参は、身体に活力を補う漢方薬である「補気薬」の材料として、現在も広く利用されています。

・疲労回復効果はドイツの公的機関にも認定されている
高麗人参の疲労回復効果は、ヨーロッパでも高く評価されています。ドイツ政府が設立した薬用植物の評価委員会である「コミッションE」は、疲労時や衰弱時、病後の回復期に効果的な強壮剤として、高麗人参を認定しています。

このように、高麗人参には高い疲労回復効果があります。高麗人参は身体に活力を補い、更年期における身体の疲労感を緩和します。

抗酸化作用

抗酸化作用とは、活性酸素を中和する作用のことです。過剰な活性酸素は心身の疲労を引き起こします。高麗人参の成分には強い抗酸化作用があり、疲労の原因となる体内の活性酸素を減らすことで、更年期の疲労感を軽減します。

・過剰な活性酸素は身体に悪影響を及ぼす
活性酸素は、ほかの物質を酸化する力が非常に強い酸素のことで、日々の呼吸によって体内で発生します。活性酸素はウイルスの処理などに使用される身体に不可欠な物質ですが、体内で過剰になると健康な細胞や組織にまで酸化ストレスを与えてしまい、身体に悪影響を及ぼします。

・活性酸素は疲労の原因になる
近年の研究によって、活性酸素が疲労の原因物質であることが明らかになっています。運動やストレスは大量の活性酸素を発生させ、活性酸素による酸化ストレスが神経細胞を傷つけます。傷ついた神経細胞が発信するシグナルを受けて、脳が疲労を感じると考えられています。
疲労を軽減するには、体内の過剰な活性酸素を減らすことが重要です。

・高麗人参は活性酸素を減少させる
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、活性酸素を中和する強い抗酸化作用があります。また、同じく高麗人参に含まれるビタミンCにも抗酸化作用があります。

高麗人参は、疲労の原因となる体内の活性酸素を減少させて、更年期における身体の疲労感を軽減し、生活の質を向上させます。

脂質の代謝を促進する

・更年期以降は脂質の代謝が低下する
女性ホルモンのエストロゲンは、脂質の代謝にも深く関係しています。エストロゲンは血液中の脂質が肝臓に取り込まれる量を増やし、脂質の代謝を促進します。このため、エストロゲンの分泌量が急減する更年期以降には、血液中の脂質が過剰になる脂質異常症の発症率が上昇します。
脂質異常症の状態では、血液中の脂質が血管に付着しやすくなり、血管の柔軟性が失われる動脈硬化の進行が早まります。動脈硬化は、脳卒中や心筋梗塞などの重大な疾患の発症リスクを上昇させ、健康に重大な悪影響を及ぼします。

・高麗人参は脂質の代謝を促進する
高麗人参特有の成分であるジンセノサイドには、脂質の代謝を促進する作用があります。
また、アミノ酸のアルギニンには、成長ホルモンの分泌量を増加させる作用があります。成長ホルモンには脂質の代謝を促進する作用があり、血液中の脂質を減らします。
マグネシウムにも血液中の脂質を減少させる作用があり、マグネシウムの摂取によって血液中の悪玉コレステロールと中性脂肪が減少したとの実験報告があります。
さらに、高麗人参には脂質の代謝に重要な肝臓の機能を高める効果があります。

このように、高麗人参には脂質の代謝を促進する高い効果があります。高麗人参は、更年期における血液中の脂質の増加を抑制して、健康に悪影響を及ぼす動脈硬化の進行を防ぎます。

骨を丈夫にする

更年期以降には、骨がもろくなる骨粗しょう症の発症率が上昇します。高麗人参には骨を丈夫にする効果があり、更年期以降に増加する骨粗しょう症の発症を防ぎます。

・更年期以降には骨粗しょう症の発症率が上がる
女性ホルモンのエストロゲンは、骨の形成にも深く関係しています。エストロゲンが不足すると、古い骨の細胞を破壊する破骨細胞の働きが活発になり、骨の形成が追いつかなくなってしまいます。このため、エストロゲンの分泌量が大きく減少する更年期以降には、骨粗しょう症の発症率が急激に上昇します。骨粗しょう症患者の8割は閉経後の女性です。

・高麗人参には骨を丈夫にする成分が含まれている
高麗人参の成分にはエストロゲンに似た働きをするエストロゲン様作用があることが、研究で確認されています。高麗人参は更年期に不足したエストロゲンの作用を補い、骨密度の低下を防ぎます。
また、高麗人参には骨の材料となるカルシウムとマグネシウムが含まれています。

・骨粗しょう症の予防効果が実験でも確認されている
近畿大学東洋医学研究所の研究において、骨粗しょう症を発症させたラットに対して高麗人参を投与したところ、エストロゲンの分泌量の増加や、ビタミンDの吸収率の上昇、カルシウムの吸収に重要な小腸の組織の発達がみられたことが報告されています。ビタミンDにはカルシウムの吸収を促進する作用があり、丈夫な骨の形成に役立ちます。この研究により、骨を丈夫にする高麗人参の効果が確認されています。
また、骨粗しょう症を発症させたラットに対して高麗人参を投与したところ、骨粗しょう症の進行が抑制されたとする中国の大学による複数の実験報告があります。

このように、高麗人参には骨を丈夫にする効果があります。高麗人参は骨粗しょう症の進行を抑制して、更年期以降の身体の健康維持に役立ちます。

脳機能の活性化

更年期障害の症状のひとつに、物忘れなどの記憶力の低下があります。高麗人参には脳の機能を活性化する効果があり、更年期における記憶力の低下を抑制します。

・更年期には物忘れが増える
更年期に分泌量が急減する女性ホルモンのエストロゲンは、脳の働きにも関係しています。
エストロゲンにはセロトニンなどの神経伝達物質を増加させ、その作用を強める働きがあります。更年期にエストロゲンが急減すると、神経伝達物質が不足してしまい、記憶や情報処理に関わる脳の海馬や扁桃体の機能が低下して、記憶力が低下します。

・高麗人参は神経伝達物質の生成を補助する
高麗人参に含まれているビタミンB群と鉄分は、神経伝達物質の生成に不可欠な成分です。
また、ドーパミンやノルアドレナリンの材料になるチロシンや、セロトニンを増加させる作用のあるグリシンが高麗人参には含まれています。
高麗人参は、神経伝達物質の生成を補助するこれらの成分を身体に補い、更年期の記憶力低下の原因となる神経伝達物質の不足を防ぎます。

・高麗人参は脳の働きを活発にする
中国最古の薬物書である『神農本草経』には、高麗人参に「智を益する」効果があると記載されています。高麗人参は古くから頭を良くする薬として利用されてきました。

脳機能を活性化する高麗人参の効果は、現代の研究でも確認されています。
迷路や電気刺激などを使った複数の動物実験が行われ、高麗人参の投与によって記憶力や学習能力が高まったことが報告されています。
また、人間を対象とした実験も行われており、38-66歳の被験者に高麗人参を摂取させたところ、抽象的思考能力や記憶力の向上がみられたとの研究報告があります。

このように、高麗人参には脳機能を活性化する働きがあります。高麗人参は脳の働きを活発にして、更年期における記憶力の低下を抑制します。

胃腸の調子を整える

・更年期障害の症状には胃腸の不調がある
更年期障害の症状として、食欲不振や胃もたれ、便秘、下痢などの胃腸の不調が起こる場合があります。胃腸の働きは自律神経によって調整されており、更年期障害によって自律神経が乱れると、こうした胃腸の不調が起こりやすくなります。
更年期における生活の質の低下を防ぐには、こうした胃腸障害の予防・改善も重要です。

・高麗人参は胃腸を健康にする薬草
高麗人参は、古くから胃腸の調子を整える薬草として珍重されてきました。東洋医学における高麗人参の効果をまとめた「高麗人参七効説」では、高麗人参に「健脾止瀉(けんぴししゃ)」の効果があるとされています。「脾」とは胃腸のことで、健脾止瀉とは胃腸を健康にして下痢を止める効果のことです。
胃腸を健康にする高麗人参の効果は古くから認知され、広く利用されてきました。

・高麗人参は胃腸の調子を整える
高麗人参には、胃腸の働きを調整している自律神経を整える効果があるほか、高い血行促進効果があります。こうした効果は、胃腸の働きや胃腸の健康状態を向上させます。

胃腸に対する高麗人参の効果は実験でも確認されており、胃腸炎を予防・改善する効果が複数の動物実験で確認されています。
また、胃腸の運動をX線で調べる実験が韓国で行われ、高麗人参の摂取によって胃腸の活動が活発になったことが報告されています。

このように、高麗人参には胃腸を健康にする高い効果があります。高麗人参は胃腸を健康に保ち、更年期障害による胃腸の不調を抑制します。

むくみの改善

・更年期にはむくみが起こりやすくなる
更年期に増加する症状のひとつに、足や顔などのむくみがあります。
更年期には、自律神経が乱れて血行不良が起こります。血行が悪化すると水分の体内循環が滞り、細胞の隙間に水分が溜まって、むくみが起こりやすくなります。
また、加齢による筋力の低下や、肝臓や腎臓の機能が低下することでも、むくみが起こりやすくなります。更年期には自律神経の乱れや脂質の代謝の悪化が起こりやすく、肝臓や腎臓の機能が低下しがちです。

・高麗人参はむくみを改善する
高麗人参には血行を促進する高い効果があり、血行不良によるむくみの発生を防ぎます。

また、高麗人参にはカリウムが豊富に含まれています。カリウムにはナトリウムと反応してナトリウムを体外に排出する作用があります。ナトリウムには身体に水分を保持する作用があるため、カリウムは身体の余計な水分の排出に役立ちます。
高麗人参はカリウムを身体に補い、身体の余計な水分を排出してむくみを改善します。

・むくみの原因になる肝臓や腎臓の機能低下を防ぐ
血液の水分量の調整には、アルブミンと呼ばれる物質が関係しています。血液中のアルブミンが不足すると、血液に水分を取り込む力が減少して細胞の隙間に水が溜まり、むくみが起こります。
アルブミンは肝臓で生成され、腎臓の働きで体外に排出されます。このため、肝臓や腎臓の機能が悪化すると、アルブミンの血中量が減少してむくみが起こりやすくなります。

高麗人参は古くから内臓を健康に保つ薬草として利用され、内臓の機能を高める効果があります。高麗人参は、肝臓と腎臓を健康にすることでアルブミンの血中量を正常に保ち、むくみの予防・改善に役立ちます。

肌を健康に保つ

・更年期には肌トラブルが起こりやすい
女性ホルモンのエストロゲンは、肌の健康にも関係しています。
エストロゲンには、肌に弾力を与えるコラーゲンや、肌の潤いに重要なヒアルロン酸の生成を促進する作用があります。このため、エストロゲンの分泌量が減少する更年期には、肌の健康状態が悪化して肌トラブルが起こりやすくなります。

・肌の健康に役立つ成分が豊富な高麗人参
肌にもともと備わっている保湿成分を天然保湿因子(NMF)といいます。高麗人参には天然保湿因子を構成するセリンやアルギニンなどのアミノ酸が含まれており、肌に潤いを与えます。アミノ酸は、肌の健康に重要なコラーゲンの材料でもあります。
また、高麗人参に豊富に含まれるビタミンB群には、肌を健康に保つ効果があります。ビタミンB群はタンパク質の合成に深く関係しており、不足すると皮膚の形成がうまくいかなくなって皮膚炎が起こりやすくなります。
さらに、高麗人参にはコラーゲンの生成に必要なビタミンCも含まれています。

高麗人参はこれらの成分を身体に補って肌を健康に保ち、更年期に増加する肌トラブルを防ぎます。

・高麗人参は新陳代謝を活発にする
高麗人参には高い血行促進効果があり、肌の新陳代謝を活発にします。
また、高麗人参に豊富に含まれるアルギニンには、細胞分裂を活発にする成長ホルモンの分泌を促進する作用があります。
さらに、高麗人参には亜鉛も含まれています。亜鉛は細胞分裂に関わる200以上の酵素に関係しており、新陳代謝を促進する作用があります。

このように、高麗人参には肌の新陳代謝を活発にする成分が豊富に含まれています。高麗人参は肌の細胞を若く健康な状態に保ち、更年期における肌トラブルを予防します。

高麗人参は男性更年期障害に対しても効果的

・男性にも更年期障害は起こる
更年期障害は女性だけの症状と思われがちですが、男性にも更年期障害は起こります。
男性の更年期障害はLOH症候群とも呼ばれ、性欲の減退や疲労感、精神不安、不眠、内臓脂肪の増加、骨密度の低下などの症状が起こります。こうした症状は、加齢によって男性ホルモンのテストステロンの分泌量が減少することで起こります。
高麗人参は女性の更年期障害だけでなく、男性更年期障害の症状改善にも役立ちます。

・高麗人参にはテストステロンの分泌を促進する成分が含まれている
亜鉛にはテストステロンの分泌を促進する作用があり、身体の亜鉛濃度が高いほど血液中のテストステロン値が高いという研究報告があります。
また、マグネシウムにはテストステロンが血液中のタンパク質と結合するのを防ぐ作用があり、テストステロンの機能低下を抑制します。マグネシウムが不足すると血液中のテストステロンが大幅に減少するというラットを使った実験報告もあります。
高麗人参にはこれらの成分が豊富に含まれており、テストステロンの分泌を促進します。

・筋肉を増やしてテストステロンの分泌を促進する
テストステロンは身体の筋肉と密接に関係しており、身体の筋肉量が増えるとテストステロンの分泌が促進されることが知られています。
高麗人参には成長ホルモンを増加させるアルギニンや、筋肉の主成分であるバリンとロイシン、タンパク質の合成に不可欠なリシン(リジン)などのアミノ酸が数多く含まれています。これらの成分は、筋肉量の増加に役立ちます。
高麗人参は身体の筋肉を増加させて、テストステロンの分泌を促進します。

このように、高麗人参にはテストステロンの分泌量を増加させる効果があります。高麗人参は、加齢によるテストステロンの分泌量低下を抑制して、男性更年期障害の予防・改善に役立ちます。

・男性更年期障害の症状改善にも効果的
男性更年期障害の症状には、疲労感、精神不安、不眠、内臓脂肪の増加、骨密度の低下などがあります。これらは女性の更年期障害でも起こる症状であり、疲労回復効果や睡眠を改善する効果などの高麗人参の健康効果が症状改善に役立ちます。
高麗人参は、女性の更年期障害だけでなく、男性更年期障害の症状改善にも効果的です。

まとめ

更年期障害の症状は、女性ホルモンの分泌量が減少し、その影響で自律神経が乱れることによって発症します。高麗人参にはホルモンバランスの乱れを抑制する効果や、自律神経のバランスを正常に保つ効果があり、更年期障害の症状改善にとても効果的です。
また、高麗人参には多くの健康効果があり、更年期障害による心身の健康悪化を防ぎます。
さらに、高麗人参は男性更年期障害の予防・改善にも役立ちます。
つらい更年期障害の症状を改善して、いきいきとした毎日を送るために、高麗人参を日々の生活に取り入れてみることをお勧めします。

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