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高麗人参の過剰摂取による影響は?

高麗人参は高い効果をもつ健康食品です。しかし、高麗人参を過剰摂取してはいけません。
どんな安全な食品や栄養素でも、過剰に摂取すると身体に悪影響を及ぼします。ただの水ですら、過剰摂取は命の危険をもたらします。
高麗人参は基本的に安全な健康食品ですが、摂りすぎると身体に悪影響を及ぼす場合があります。

高麗人参の摂取目安量

医薬品やサプリメントなどで高麗人参を摂取する場合は、製品に記載されている目安量を守って摂取すれば、過剰摂取になることはありません。
製品別の高麗人参の摂取目安量は、大まかに以下のようになっています。

製品タイプ 摂取目安量
濃縮エキス 0.5g-2g(添付のスプーン1-2杯)
顆粒状の高麗人参茶 3g-12g
カプセルや錠剤 0.4g-2g
医薬品 1.8g-4g

こうした摂取目安量の何倍もの量を摂取しなければ、過剰摂取による悪影響がでることはありません。通常の利用方法を守れば心配する必要はないので、安心して摂取しましょう。

高麗人参の過剰摂取によって起こる症状

高麗人参を過剰摂取した場合には、どういった症状が起こるのでしょうか。

血行促進効果の影響

高麗人参には、血液をサラサラにする成分や血管を拡張する成分が豊富に含まれており、高い血行促進効果があります。

このため、高麗人参を過剰摂取すると血行が良くなりすぎて、「動悸・頭痛・のぼせ・異常発汗」などの症状の原因になります。
また、皮膚の血行の急激な変化によって「発疹・かゆみ・赤み・吹き出物」などの皮膚症状が起こる場合があります。

エストロゲン様作用の影響

高麗人参の成分には、体内で女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする「エストロゲン様作用」があることが、研究で確認されています。
このため、稀なケースですが、高麗人参の過剰摂取によって女性ホルモンの働きが強くなりすぎた例が報告されています。

高麗人参のエストロゲン様作用による影響には、「乳房の痛み・閉経後の膣出血・男性の乳房腫大」などの報告例があります。

このように、高麗人参を過剰に摂取すると健康に悪影響が及ぶ場合があります。

体調不良が起こった場合は医師に相談

高麗人参の摂取によって強い体調不良が起こった場合は、摂取を中止して医師に相談するようにしてください。
過剰に摂取していなくても、体質や身体が成分に慣れていないことが原因で体調不良が起こるケースが稀にあります。

高麗人参は基本的に安全な健康食品ですが、万が一の健康被害を防ぐために、体調不良が起こったら摂取を中止して、すぐに医師に相談するようにしましょう。

高麗人参は高い安全性が確認されている

高麗人参の過剰摂取による健康への悪影響をご紹介しましたが、高麗人参は高い安全性が確認されている健康食品です。

・高麗人参の安全性は長い利用の歴史の中で確認されている
約2000年前に記された中国最古の薬物書『神農本草経』においても、高麗人参についての記載があり、長期間摂取しても健康に害のない養命薬として紹介されています。
高麗人参は古くから現在まで世界中で使用されており、その安全性が、長い利用の歴史によって確認されています。

・高麗人参の成分には毒性がない
また、現代の研究でも高麗人参の安全性が確認されています。

植物には、サポニンと呼ばれる苦味成分が含まれています。高麗人参にもサポニンが豊富に含まれており、高麗人参特有のサポニンがジンセノサイドと呼ばれます。
サポニンの中には、過剰に摂取すると健康に悪影響を及ぼすものがあります。生薬である桔梗や柴胡(さいこ)などに含まれるサポニンを過剰摂取すると、赤血球の膜が溶けたり吐き気が起こったりする場合があります。

高麗人参のジンセノサイドには、こうした毒性がないことが研究で確認されています。
高麗人参の成分には毒性がなく、安心して摂取できます。

高麗人参は適量を長く続けることが大切

高麗人参には高い安全性がありますが、飲み始めの際には身体が慣れていないため、少しずつ摂取することをおすすめします。
しばらく少量の摂取を続けて身体が慣れてきたら、摂取目安量まで徐々に量を増やしていくとよいでしょう。

高麗人参は、多く摂取すれば効果が高まるというものではなく、適量を継続的に摂取することで高い健康効果や美容効果を身体にもたらします。
過剰摂取は効果がないだけではなく、健康悪化の原因になります。製品の目安量を守り、長期間摂取を続けることで、高麗人参を健康や美容に役立てていきましょう。

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