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高麗人参はどうやって保存する?

高麗人参には高い健康効果や美容効果があり、貴重な薬草として古くから珍重されてきました。高麗人参には、生のものや乾燥させたもの、粉末、エキス、サプリメントなどがあり、それぞれの種類によって適した保存方法や保存可能な期間が異なります。購入する前に保存期限を理解しておけば、高価な高麗人参を無駄にするリスクを避けられます。
高麗人参の保存方法について解説します。

生の高麗人参の保存

日本でも生の高麗人参が流通しています。生の高麗人参は、通信販売や韓国製品の専門店などで購入できます。

生の高麗人参は冷蔵庫で保存

加工されていない生の高麗人参には、水分が70%以上含まれており、「水参(すいじん)」と呼ばれます。水参は生の野菜と同じく痛みやすいため、そのままの状態では長期保存できません。
生のまま保存する場合は、新聞紙などに包んで冷蔵庫の野菜室で冷蔵します。冷蔵庫に入れておけば、10日程度保存することが可能です。

通信販売などでは、水参をアルコールに漬けて真空パックしたものが売られています。この状態の製品は2年程度保存することができます。

乾燥させると長めの保存が可能

生の高麗人参は、煎じてお茶として飲むほか、野菜と同じく料理などに利用されます。
もし使いきれずに余ってしまう場合は、乾燥させてから冷蔵・冷凍すると、より長く保存できます。

乾燥させる場合は、薄くスライスしてからザルに広げて天日で干します。空気が乾燥していれば5日程度で十分に水分が抜けます。乾燥させたものは密閉容器に入れて、冷蔵庫か冷凍庫で保存します。
乾燥させる前の段階でも冷凍できますが、水分を多く含んだ状態で冷凍すると食感が変わってしまうため、乾燥させてからの冷凍をお勧めします。

乾燥させた高麗人参は、煎じて高麗人参茶に利用できるほか、水で戻せば水参と同じく料理に使用できます。

高麗人参酒や蜂蜜漬けにする手もある

水参が余った場合は、高麗人参酒の材料や蜂蜜漬けにするのもお勧めです。高麗人参そのものを保存する訳ではありませんが、お酒や蜂蜜に漬けることで長期の保存が可能になります。

高麗人参酒をつくる場合には、水参をブラシなどでよく洗った後、広口のビンに入れてホワイトリカーやブランデーを注ぎます。高麗人参の蜂蜜漬けは、スライスしたものを密閉容器に入れ、蜂蜜を加えます。どちらも冷暗所に保存すれば、長期間の保存が可能です。
こうした利用法には、生の高麗人参だけでなく、乾燥させた状態のものを使うこともできます。

乾燥加工された高麗人参の保存

漢方薬などに利用される高麗人参の多くは乾燥加工されたものです。乾燥加工された高麗人参は加工法によって大まかに2種類に分けられ、それぞれ保存可能な期間が異なります。

白参の保存

高麗人参の皮を剥いてから乾燥加工されたものを「白参(はくじん)」といいます。色素を含んだ皮が剥かれており、乳白色の外見をしているため、白参と呼ばれます。

水分の少ない白参は水参に比べて長期の保存が可能で、冷暗所で1年程度保存できます。また、真空パックされた白参は3年程度の保存が可能です。

紅参の保存

高麗人参の皮を剥かずにそのまま蒸した後、水分が14%以下になるように乾燥させたものが「紅参(こうじん)」です。皮の色素によって赤みがかった外見をしているため、紅参と呼ばれます。高麗人参の有効成分は皮の部分に最も多く含まれており、紅参は高麗人参の最高級品とされています。

紅参も白参と同様に、冷暗所で保存します。紅参は高麗人参の中で最も長期保存に適しており、真空パックされた紅参は10年以上の保存が可能で>

粉末・エキス・サプリの保存

高麗人参を使った製品には数多くの種類があり、粉末状のものや、エキスを瓶詰めにしたもの、サプリメントなどが販売されています。これらの製品のパッケージには保存方法や消費期限についての記載があるため、保存についてはその指示に従います。

特に粉末状のものは湿気に弱いため、開封したものはフタをしっかりと閉めて湿気が少ない場所で保管します。開封後の粉末は、2-3ヶ月以内の消費が目安です。

また、瓶詰のエキスは高温に弱いため、開封前でも念のため冷蔵庫や冷暗所で保存すると安心です。未開封のエキスの多くは2年程度の消費期限が設定されています。開封後は冷蔵庫に保管し、粉末と同じく2-3ヶ月以内を目安に消費します。

サプリは錠剤やカプセル状のものが多く、保存に気を使わなくてよいのが利点のひとつです。念のため高温多湿の場所や直射日光を避け、開封後は1日の摂取量の目安を守って消費すれば、中身が悪くなることはありません。

なお、パッケージに記載されている消費期限内であっても、開封後の保存状態が悪いと中身が変質してしまう恐れがあります。保存していた製品の味や臭い、見た目が変化した場合は、念のため摂取を避けるのが無難です。

保存期間を考慮して消費できる分だけ購入

高麗人参の栽培にはとても長い時間と手間がかかります。そのため、高麗人参や高麗人参を使った製品は、それなりの値段がする貴重なものです。
貴重な高麗人参ですので、購入した分は消費期限内に無駄なく消費したいものです。購入前に保存期限を理解しておけば、高価な高麗人参を無駄にするリスクを減らせます。

長期保存できない水参を大量に購入するといった事態に陥らないよう、自分が消費できる高麗人参の量と保存可能な期間を、購入前にしっかりと把握しておきましょう。

まとめ

高麗人参や高麗人参を使った製品にはさまざまな種類があり、それぞれに適した保存方法や保存可能な期間が異なります。生の高麗人参である水参は、そのままでは長期保存に向いておらず、購入する場合は特に注意が必要です。
貴重な高麗人参を無駄にしないためにも、購入前に保存できる期間を確認しておき、期間内に消費できる分量を購入するよう心がけましょう。

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