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ビタミンを豊富に含む高麗人参

高麗人参には、特有の成分であるジンセノサイドや、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが含まれており、これらが複合的に働くことによって高い健康効果や美容効果が発揮されます。あまり知られていませんが、高麗人参にはビタミンも豊富です。高麗人参に含まれるビタミンの種類や効果について、詳しく解説します。

高麗人参は水溶性ビタミンを豊富に含む

ビタミンは、生物に必要な栄養素のうち、炭水化物・脂質・タンパク質以外の有機化合物の総称です。
ビタミンは身体の組織を構成する成分ではなく、エネルギー源にもなりませんが、身体の健康を維持するために欠かせない成分です。

ビタミンには油脂に溶ける脂溶性ビタミンと、水に溶ける水溶性ビタミンがあり、高麗人参には水溶性ビタミンが豊富に含まれています。

水溶性ビタミンは身体に貯めておくことができず、過剰に摂取しても体外に排出されてしまいます。このため、水溶性ビタミンは定期的に摂取する必要があります。
高麗人参は短期間に大量に摂取するものではなく、長期間にわたって継続的に摂取するものです。水溶性ビタミンを豊富に含む高麗人参を定期的に摂取することで、水溶性ビタミンを効率的に身体に補うことができます。

水溶性ビタミンにはビタミンB群とビタミンCがある

水溶性ビタミンには、8種類あるビタミンB群と、ビタミンCの合計9種類があります。

ビタミンB群は「代謝ビタミン」と呼ばれ、糖・脂質・タンパク質といった栄養素を代謝するのに必要な成分です。ビタミンB群はこれらを効率的にエネルギーに変換することで、栄養素が脂肪となって身体に蓄積するのを防ぎます。また、身体のエネルギー産生を促進するため、身体に活力を与えて疲労回復に役立ちます。
ビタミンCは、美肌効果や免疫力を高める効果など、美容や健康に役立つ効果があることで知られています。

高麗人参には水溶性ビタミンであるビタミンB群とビタミンCが含まれており、身体の健康や美容に役立ちます。

ビタミンB群の効果

水溶性ビタミンの効果をひとつずつご紹介します。まずは、ビタミンB群に分類される8種類のビタミンの効果をみていきます。

ビタミンB1

ビタミンB1はチアミンとも呼ばれます。ビタミンB1は、糖の代謝を行う酵素の働きを助ける補酵素として機能し、糖の代謝に不可欠な成分です。糖質が多い白米を主食とする日本人にとって、ビタミンB1は特に重要です。

ビタミンB1が不足すると、糖がうまくエネルギーに変換されず、糖代謝の途中でつくられる乳酸やピルビン酸が体内に溜まります。これらは疲労の原因となる物質で、ビタミンB1の不足は身体の疲労感を引き起こします。

脳の主要なエネルギー源は糖分です。このため、ビタミンB1には脳へのエネルギー供給を助ける働きがあり、脳や神経の機能を正常に保ちます。ビタミンB1が不足すると脳がエネルギー不足になり、集中力の低下や精神不安の原因になります。

さらに、ビタミンB1が不足して末梢神経の働きが悪くなると、脚気(かっけ)と呼ばれる疾患が起こることが知られています。脚気はビタミンB1の欠乏によって神経障害が起こる疾患で、心臓機能の低下や、足のむくみ、しびれを引き起こし、最悪の場合は死に至ります。
ビタミンB1は身体に不可欠な成分です。

・ビタミンB1の主な効果
疲労回復
精神不安や集中力の低下を防ぐ
神経の働きを正常に保つ

ビタミンB2

ビタミンB2はリボフラビンとも呼ばれています。ビタミンB2は糖・脂質・タンパク質の代謝に関わり、特に脂質の代謝にとって重要な働きをする成分です。

ビタミンB2は、糖や脂質の代謝を促進して、血糖値や血液中の脂質の量を抑制します。このため、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の予防・改善に役立ちます。
また、ビタミンB2が血液中の脂質を減らすことによって血液がサラサラになり、血流がスムーズになります。これにより、弱い力でも血液を送れるようになり、高くなりすぎた血圧が低下します。ビタミンB2は高血圧の予防にも役立ちます。

ビタミンB2には、酵素の働きを助けて過酸化脂質の分解を促進する作用もあります。
過酸化脂質は、血液中の脂質が活性酸素によって酸化された粘度の高い物質で、血管の内側に付着して動脈硬化を引き起こします。また、過酸化脂質は肝機能の低下や体臭の悪化の原因になり、発がん性もあるといわれる物質です。
ビタミンB2は過酸化脂質の分解を促進して、過酸化脂質の悪影響から身体を守ります。

さらに、ビタミンB2は体内で酵素の働きを助ける補酵素として機能し、タンパク質の合成に深く関わっています。ビタミンB2は細胞の再生や、皮膚・粘膜・髪・爪などの形成に必要な成分です。
ビタミンB2が不足するとタンパク質の合成が滞り、子供の成長が止まったり、老化が早まったりすることが知られています。また、皮膚や粘膜の新陳代謝が抑制され、皮膚炎や口内炎、胃腸炎、脱毛症などが起こります。

・ビタミンB2の主な効果
生活習慣病の予防・改善
身体の成長促進
皮膚や粘膜を健康に保つ

ナイアシン

ナイアシンはビタミンB群に分類されるビタミンで、ビタミンB3とも呼ばれます。
ナイアシンは体内で酵素の働きを助ける補酵素として機能し、栄養素の代謝を助けています。体内の2割の酵素の働きにナイアシンが関わっており、糖・脂質・タンパク質の代謝に欠かせない成分です。

ナイアシンには、アルコールの分解を促進する作用もあります。アルコールの分解は酵素の働きによって行われ、この酵素の働きをナイアシンが補助します。ナイアシンは二日酔いの原因物質の分解を促進するため、二日酔いを防ぐ働きもあります。

また、ナイアシンには血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす作用や、毛細血管を拡張する作用があります。こうした作用により、ナイアシンは血液の流れをスムーズにします。
ナイアシンは血行を促進するため、血行不良による身体の冷えや肩こりの改善にも効果的です。

さらに、ナイアシンには皮膚や粘膜を健康に保つ作用があり、ナイアシンが欠乏するとペラグラと呼ばれる皮膚炎が起こることが知られています。ペラグラは、ナイアシンが不足しがちな食習慣をもつ中南米での発症例が多い疾患で、悪化すると胃腸障害や頭痛、神経障害といった症状が起こります。

・ナイアシンの主な効果
アルコールの分解促進
血行促進
皮膚や粘膜を健康に保つ

パントテン酸

パントテン酸は、ビタミンB群の中で5番目に発見されたことから、ビタミンB5とも呼ばれていました。

パントテン酸にはストレスを軽減する効果があり、「抗ストレスビタミン」とも呼ばれます。
ストレスを感じると、対抗するために副腎皮質ホルモンと呼ばれるホルモンが分泌されます。パントテン酸にはこのホルモンの分泌を促進する作用があり、ストレスに対する抵抗力を高めます。

また、パントテン酸には血液中の善玉コレステロールの生成を促進する作用があります。善玉コレステロールは、血液中の余計な脂質を肝臓に運ぶ役割をもっています。このため、パントテン酸は血液中の脂質を減少させ、脂質異常症や動脈硬化の予防・改善に役立ちます。

さらに、パントテン酸にはビタミンCの働きを助ける作用があります。ビタミンCはコラーゲンの生成に不可欠で、コラーゲンは肌や髪の健康維持に重要な成分です。このため、パントテン酸は健康な肌や髪の形成に役立ちます。
パントテン酸には紫外線から肌を守る作用があるという複数の研究報告もあります。パンテトン酸は白く健康な肌の形成に役立ちます。

・パントテン酸の主な効果
ストレスへの抵抗力を高める
血液中の脂質を減らす
肌や髪を健康に保つ

ビタミンB6

ビタミンB6はピリドキシンとも呼ばれ、身体の健康に役立つ多くの効果があります。

ビタミンB6はタンパク質の代謝や合成に関わり、健康な皮膚や粘膜、髪、爪の形成に役立ちます。このため、ビタミンB6が欠乏すると、口内炎や皮膚炎などが起こりやすくなります。

また、ビタミンB6には脂質の代謝を促進する作用や、動脈硬化の原因となるホモシステインと呼ばれる物質を減少させる作用があります。このため、ビタミンB6は動脈硬化の予防に役立ちます。

ビタミンB6は貧血の治療にも利用される栄養素です。ビタミンB6には赤血球の生成を促進する作用があり、鉄芽球性貧血と呼ばれる貧血の治療に用いられます。鉄芽球性貧血は、赤血球の材料となる鉄が十分あるにも関わらず、赤血球が生成されずに貧血に陥る疾患です。

さらに、ビタミンB6は女性ホルモンのエストロゲンの代謝にも関わっており、ホルモンバランスを調整する作用があります。このため、ビタミンB6は女性ホルモンの乱れによって起こるPMS(月経前症候群)の症状緩和に効果的です。

・ビタミンB6の主な効果
皮膚や粘膜を健康に保つ
動脈硬化の予防
貧血の予防・改善
PMS(月経前症候群)の症状緩和

ビオチン

ビオチンはビタミンB7とも呼ばれ、ほかのビタミンB群と同じく栄養素の代謝に深く関わっています。ビオチンは特に糖の代謝にとって重要で、ビオチンが不足すると糖の代謝が正常に行われず、疲労物質である乳酸が身体に蓄積します。
ビオチンは糖の代謝を促進して血糖値の調整に関わるため、不足すると糖尿病のリスクが高まることも知られています。

また、ビオチンはタンパク質合成の際に補酵素として働き、タンパク質の合成を補助しています。このため、ビオチンには皮膚や粘膜、髪の毛などを健康に保つ働きがあります。ビオチンが不足するとタンパク質の合成がうまくいかず、白髪・脱毛・皮膚炎・結膜炎などが起こります。
ビオチンの欠乏症状には、筋肉痛・味覚異常・食欲不振・不眠・神経障害などもあります。

・ビオチンの主な効果
血糖値の抑制
皮膚や粘膜を健康に保つ
白髪・抜け毛の予防

葉酸

葉酸はビタミンB群に分類され、ビタミンB9やビタミンMとも呼ばれます。

葉酸はビタミンB12と協力して作用し、赤血球の生成を促進します。このため、「造血のビタミン」と呼ばれています。葉酸が不足すると正常な赤血球が生成されず、悪性貧血の原因になります。

また、遺伝情報をもつDNAやRNAの合成や、タンパク質の合成には特定の酵素が関係しており、葉酸はこうした酵素の働きに必要な補酵素として機能します。このため、葉酸には皮膚や組織の新陳代謝や、身体の成長を促進する作用があります。
こうした作用があるため、葉酸は細胞分裂が活発に行われる胎児の健康にとって重要な栄養素です。厚生労働省は、妊娠を計画している女性に対して、葉酸の摂取を推奨しています。

さらに、葉酸にはビタミンB6とともに、血液中のホモシステインを減少させる作用があります。ホモシステインの濃度が高いと、若年であっても動脈硬化が進行することが知られています。葉酸は動脈硬化の予防にも効果的です。

・葉酸の主な効果
貧血の予防・改善
成長の促進
動脈硬化の予防

ビタミンB12

ビタミンB12は赤血球の生成に深く関わっているため、葉酸とともに「造血のビタミン」と呼ばれます。葉酸とビタミンB12のどちらかでも不足していると、正常な赤血球が生成されずに悪性貧血が起こります。

ビタミンB12はDNAやタンパク質の合成に関わり、神経細胞の機能を正常に保つ作用や、末梢神経を修復する作用があります。このため、ビタミンB12が欠乏すると神経障害が起こり、躁病や精神病、記憶障害、運動失調などを引き起こす場合があります。
また、ビタミンB12は末梢神経を修復するため、神経の障害による神経痛・腰痛・肩こり・手足の痺れなどの治療薬としても利用されています。

さらに、睡眠障害の症状がある被験者に対してビタミンB12を摂取させたところ、睡眠障害の症状が改善されたとの実験報告があります。こうした研究により、ビタミンB12には体内時計や睡眠のリズムを調整する働きがあることが明らかになっています。体内時計は光を浴びることで調整され、ビタミンB12はこの光に対する感度を高める作用もあります。

・ビタミンB12の主な効果
貧血の予防・改善
神経機能を正常に保つ
睡眠の改善

ビタミンCの効果

高麗人参にはビタミンCも含まれています。ビタミンCには健康や美容に役立つ以下の効果があります。

・ビタミンCの主な効果
抗酸化作用
免疫力の向上
ストレスへの抵抗力を高める
美肌効果

抗酸化作用

日々の呼吸によって、体内では活性酸素が発生します。活性酸素はほかの物質を酸化させる力がとても強い酸素で、体内で病原菌の処理などに利用されます。しかし、活性酸素が過剰になると、健康な細胞を酸化させてしまい、肌の老化や内臓の炎症などの原因になります。
ビタミンCにはこの活性酸素を中和する抗酸化作用があり、活性酸素の悪影響から身体を守ります。

免疫力の向上

ビタミンCには、ウイルスの増殖を抑えるインターフェロンと呼ばれる物質の生成を促進する作用があります。
また、ビタミンCはコラーゲンの生成に必要な成分です。コラーゲンは皮膚や細胞膜に含まれており、ビタミンCの摂取によってコラーゲンの生成が促進されると、皮膚や細胞膜が丈夫になります。ビタミンCはコラーゲンの生成を促進することによって、ウイルスや病原菌の体内への侵入を防ぎます。
こうした作用により、ビタミンCは身体の免疫力を高めます。

ストレスへの抵抗力を高める

ストレスを感じると、ストレスに対抗するために副腎皮質ホルモンが分泌されます。このホルモンは血圧や血糖値を一時的に上昇させ、身体をストレスという緊急事態に対処できる状態にします。このホルモンの生成にはビタミンCが必要で、ストレス時には普段よりも多くのビタミンCが消費されます。
ビタミンCが不足していると副腎皮質ホルモンが分泌されずに、ストレスへの抵抗力が弱まります。ビタミンCはストレス対処に必要な栄養素です。

美肌効果

ビタミンCには、タンパク質のコラーゲンの生成を促進する作用があります。コラーゲンは内側から肌を支えて、肌に弾力を与えているタンパク質です。ビタミンCは肌にコラーゲンを増やして、ハリと弾力のある肌の形成を助けます。

また、ビタミンCには、メラニン色素の肌への沈着を抑制する作用があります。メラニン色素はシミ・ソバカスの原因となるため、ビタミンCはこうした肌トラブルを防ぎ、白く美しい肌の形成に役立ちます。

高麗人参で水溶性ビタミンを定期的に摂取

以上のように、高麗人参に含まれる水溶性ビタミンには、数多くの健康効果や美容効果があります。高麗人参を使用したサプリメントには、こうした効果をさらに強めるために、追加でビタミンCやビタミンB群を配合した製品も多くあります。

水溶性ビタミンは身体に貯めておくことができず、大量に摂取しても尿と一緒に体外に排出されてしまいます。このため、水溶性ビタミンは定期的に摂取する必要があります。
高麗人参は、サプリメントや煎じたお茶などで毎日継続して摂取するものです。高麗人参を摂取する習慣をつけることで、継続的な摂取が重要な水溶性ビタミンを効率的に補給することができます。

まとめ

高麗人参には、ほかの多くの栄養素とともに水溶性ビタミンが豊富に含まれています。水溶性ビタミンにはビタミンB群とビタミンCがあり、これらには多くの健康効果や美容効果があります。水溶性ビタミンはこまめに摂取する必要がありますが、高麗人参を継続的に摂取することで、水溶性ビタミンを効率的に補給できます。
豊富なビタミンを含み、健康と美容に役立つ高麗人参を、いちど試してみることをお勧めします。

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