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高麗人参の種類

私達人類は、地球上の動植物や鉱物から様々な物質を探しだし、人体に有用となる成分を体内に取り入れ活動をしている哺乳類の動物です。
陸上では、草食動物を肉食動物が食べるのに対し、草食動物は植物を食べています。
このように陸上での生態系サイクルの原点は、植物になります。
ここでは「薬用ニンジン」について考えてみます。

薬用ニンジン(英名、ジンセン)といえば、高麗人参といわれるほど人気の高いものですが、ウコギ科の多年草の多年草で、原産地は中国の遼東から朝鮮半島にかけての地域といわれ、 中国東北部やロシア沿海州にかけて自生している植物で、朝鮮ニンジンとも言われます。
江戸時代中期にこれを国内に持込み栽培をしたものが、御種人蔘(オタネニンジン)ということになります。
従って、薬用ニンジンとしては「高麗人参」、「西洋人参(アメリカニンジン)」、竹節人蔘(チクセツニンジン)、田七人蔘(サンシチニンジン)、エゾウコギなどがあります。
同じウコギ科の仲間ですが、その効能は異なり、高麗人参は体を温める効果がありますが、西洋人参や竹節人蔘は、逆に体を冷やす効果があります。
また、田七人蔘は、血糖値抑制効果があり、エゾウコギは高麗人参と似かよった作用もしますが、抗ストレス作用、運動能力向上作用などがあります。

この様に種類も効能も様々ですが、特に高麗人参の効能は優れていて、使用目的によっても、水参、白参、紅参と3種類に分類されます。
水参は、生の状態のもので、白参は干して乾燥させたものや砂糖水に漬けてから乾燥させたものです。
そして紅参は、一度蒸したものを乾燥させたものです。
「干す」という行為は、薬用成分を保持させたままの状態で乾燥させるので、腐敗することもなく長期保存が可能となります。
高麗人参の人工栽培は、原産地や諸外国でも行われていますが、国内でも島根県や長野県などで栽培がつづけられています。
良い高麗人参の選び方を知って、購入してください。

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